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(1993.7.13 K)
 私は施設〈老人ホームや身障児施設)で働きたいと思って看護学校に通い始めましたが、最近は施設よりも在宅の魅力にひかれています。遠藤さんにお会いしてから、ますます、そんな考えが強くなっています。
 これからも色々なことを見て、もっともっと勉強していきます。私は優秀な看護婦になりたいです。遠藤さんの介助を通しても、色々なことを学んでいきたいと思います。

(1993.7.24 M)
 昨日の朝のこと。ジリジリ! と目覚しが鳴っているのを、眠い目をこすりつつ、スイッチオフ。「今日は土曜日、会社も休みなのに、目覚しなんてかけちゃって、バカな私」と思い込んで、再び幸せな眠りについたのでした。
 再び目が覚めたのは、10時すぎ。ポンヤリした頭で、ふとゆうべ、金曜の夜、遠藤さんちへ行く約束をしたことを思い出し、ここで一気に目がパッチリ。
 今日は金曜日だ!会社、遅刻しちまった〜!
 あわてふためいて、会社へ電話して、ひら謝り。いつものごとく、素早い身支度で10時半に家をとび出したのでした。
 大チョンボだったけど、ゆっくり寝坊したおかげで、ゆうべは遠藤さんと何時まで、おしゃべりしてても平気でした。私って、ボケ社員だけど、介助者の鏡(!?)

(1993.8.1 H)
 今日はとっても楽しかったよ。気分いいよ。もっといっぱい楽しいことしたいネ。今度はみんなでカラオケしようぜ。今、気持ちよさそに遠藤さん寝てるよ。よっぽど疲れたんだね。

(1993.8.21 I)
 初めて遠藤さんに会い、あらためて障害をもっている方は、大変に苦労なさっているのだなあ! と感じた。一見、弱そうな感じがするのだが、気持ちはとても大きく、たくましく、生活していらっしゃると思います。
 一人暮らしということで、そこは私と同じなのですが、内容が・・・思わず尊敬してしまいます。
 もっとたくさんお話したかったのですが、私は夜にすぐ寝てしまうたちなので、ちょっとあまりお話できなかったかなあと思いました。朝はとってもすがすがしく起きれました。

(1993.8.21 O.K)
 うーんこのごろ、精薄者に対する気持ちをあらためて考えている。一年半仕事をしているのだけど、どうも本業でないような・・・。学生時代はボラっていうと、遠藤さんの所をはじめ、肢体不自由の人の所がほとんどで「自分の仕事はこれだ!!」と思っていたんだョね。それがなんの因果か、精薄者の作業所につとめている。同じ障害者に対するのでも、どうも友達ではなく、教育者的な立場にたたなければならない精薄者とのつきあいに本来の自分の姿ではないような気がしてしまう。やっぱり精薄者の作業所の指導員でも、僕は友達的な立場でありたいと思う。遠藤さんの所にくるとなんとなくホッとしてしまう!!

(1993.8.24 M)
 久しぶりの夏らしいSunnySundayとなり、とってもうれしい気分です。Sさんが撮ってくれた花火大会と北海道の写真を見て、今年の夏はたくさん思い出ができたなァと実感しています。新しい友達もできたし、貴重な体験をして、人生観も少し変わって、遠藤さんと出会った事が、私にとっては、とっても大きな出来事だったと再認識、そして感謝。
 これからも出会いを大事にして生きてゆこうっと。

(1993.9.16 K)
 入りました。もう眠いし、明日、授業なので寝ます。
 今日は遠藤さんの知られざる過去を知ってしまいました。遠藤さんの年も計算して、知ってしまいました。遠藤さんは「かたい時間 やわらかい時間」について話してくれました。んーうわあ、もう眠くて、おやすみ。今夜は歯も磨かず、お化粧もそのまま。起きてから落とします。

(1993.9.30 K)
 遠藤さんと話がはずんで、こちらの方で勝手に、介助の人の中から、恋人を選ぶことにしました。(なんのこっちゃ)
 漫才コンビで、若井こずえ、みどりというのの片方が、「もろてー!」とよく叫ぶのですが、全く私も同じ心境なのです。誰かもろてー! みなさんいかがでしょうか。
 なお、遠藤さんについては、うちの母が彼をいたく気に入り、夫と別れて一緒になると申しております。母娘共に世界一のしあわせ者です。

(1993.12.21 M)
 年の瀬も押し迫り、今日の介護は年末年始の介助者捜しで、すごい電話攻勢でした。ホワイト・ボードを見ると、だいぶうまってきたかしら。
 皆様、よい年末年始を。それから、1994年も前向きに良い年になるようにしましょうね。

(1993.12.29 M)
 今年は遠藤さんをはじめ、いろんな人との「出会い」に恵まれた一年でした。
 (もちろん別れもあるけれど、悲しいけれど、また会えると信じましょ。)
 さて、1994年は良い年にするぞお!
 皆さんもどうぞHAPPIEST 1994を。ね!!

(1993.12.31 I)
 僕は遠藤さんと年越しします。うーん、もっと若いのがよかった。(うそうそ)あと一週間で僕は23歳になります。あーずっと家帰ってねっからねむいよー。あ、もっとマトモな文章かかねいとな。オイラが書くと、どしてもラブホテルの「愛のらくがきノート」になっちゃうんだよ。でも昨日、葛飾の金町で「らくがきノート」の置いてあるカラオケBOXを見つけたど。「せやからどないせーちゅーのんやー」の心境だったな。