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（1983　遠藤）
　わたしが じぶんの せいかつの いちぶぶんを ささえるために、 なんにんかの ひとに 「かいじょ」に きてもらう ようになってから、 ３ねんが たちました。 ちょくせつには からだを いためたのが きっかけでしたが、 けっこんや ちょうなん 「しん」の しゅっせいで、 せいかつも かわり、 「かいじょ」に きてくれる ひとの かずも ふえました。
　しかし、 ここに 「かいじょ」に きてくれる ひとの よこの つながりは、 いまのところ ほとんど できて いません。 また、 わたしたちが じかんてきに おわれていたり、 つかれはてている ことが おおいことも あって、 なにより わたしたち じしんと 「かいじょ」しゃとの こころの こうりゅうや いしそつうも じゅうぶんに できるとは いえません。 「かいじょしゃかいぎ」や 「こうりゅうかい」を もとうとしても それぞれの せいかつが あるため、 ぜんいんに つごうが なかなか つかないのが げんじつです。
　そこで、 こうした げんじょうを すこしでも だかいし、 わたしたちの 「かいじょ」ということを とおして もっと せっきょくてきに こうりゅうを ふかめてゆく たすけにもなればと、 この 「ノート」を つくりました。 ひごろの おもいや かんじたこと など、 きがるに、 そして なんでも そっちょくに おかきください。 めんと むかっては なかなか いいにくい ことでも、 ここになら かける こともあるでしょう。
　わたしたちは こどもを そだてながら、 しょうがいしゃ として ここに いきている わけですが、 「かいじょ」の ひとを いえに いれて せいかつを ささえる ということは いやおうなく 「かてい」（いえ）を ひらいてゆく ことに つながるのだと このごろ つくづく かんじます。 じぶんたちの しゅたいせいが きびしく とわれる ことになって、 あわてています。 いまの 「かぞくせいど」が そう かんたんに なくなるとは おもいませんが、 すくなくとも かぞくの ぜんいんどうしが もたれあう かんけいから おたがいを ほんとうに ささえあう かんけいへと かえてゆく ひつようが あるのだと いうきがします。 かたちとしての 「かぞく」から、 じぶんが どれだけ じりつてきな にんげんで ありうるか、 が とわれている のです。 「かてい」という とざされた かんけいによって まもりきれる ものは、 じつは なにもなくなって くるのですから。 おそらく おなじことが 「かいじょ」しゃがわにも とわれる ことに なっている のではないでしょうか。
　これに こたえて ゆくことなしには、 やはり 「かいじょ」しゃは、 いつも たんなる わたしたちの てあし としての いちに、 おちこむことに なってしまいます。

（1983.7.7　Ｍ）
　４日の介助者会議で決定したノートを設置しました。
　最初に書くのは、あまり好きではないのですが、７月分の予定表を一応、作成してみました。私なりに工夫したつもりなのですが、問題点も多いような気がします。みなさんの率直な御意見をお聞かせ下さい。修正案　大歓迎です。

（1983.7.19　Ｂ.Ｓ）
　とってもＧＯＯＤなお天気です！
　７月分の予定表…あんなにきれいに書いていただいて、どうもありがとうございます！　かわいくて・・・ついよろこんでます！
　あの予定表をみると、いかにわたしが来る回数が少ないかがわかってしまい、思わず、ハズカシカッタリなんかします。とっても遠藤さんのお家にご迷惑をかけてしまいます…（スイマセン）（今、横でケイくんがわたしのジャマをするんですヨ）
　では、今日はこのへんで・・・

（1983.9.29　Ｔ）
　先日の介助者会議に出れなくてすみませんでした。自助具についての生活道具展の実行委員会があったので出れませんでした。次回はなるべく都合をつけて出るようにしたいと思います。
　きのうは、新宿であくどい商法にひっかかって、大金をはたいてしまいました。友だちにさそわれて行ったところが、女子大生パブクラブというところ。ただ女子大生（？）がとなりにすわるというだけ。男性のみなさんくれぐれも注意しましょうね。まるで、中身のないギョーザのような、答のかえってこない質問のような、話をきいてくれない先生のようなむなしさを感じています。しばらく尾をひくようです。シゲルさんは行くのがアホだといってました。そのとおりですね。景気なおしにいっちょう男同士で飲みに行きたいですね。
　皆さん、試験がんばってますね。その調子ならぜったいだいじょうぶ。なにせ、奇跡的に四年で卒業できたぽくがついてますからね。「あいつが卒業できるのに、なんでおれが！！」と怒っていた同級生がたくさんいましたよ。どうもすみません。
　仕事（つどいの家）のことでいつもシゲルさんに相談にのってもらっておそくなってしまいます。大切な時間をさいていただき、いつも感謝しています。お互いに情報交換することにより、よりきめの細かい仕事が、シゲルさんは学校で、ぼくはつどいの家でできることを願っています。それではみなさんおやすみなさい。