歯磨きについて
歯磨きに関すること(介助者への共通理解) (03.09.24)
歯磨きマニュアル (98.11.20作成)
歯磨きの方法
TOOTHブラッシングマニュアルビデオ作成!
歯みがきマニュアル for:遠藤さん
1998.11.20作成
北沢保健福祉センター 歯科衛生士:内田
1:きき手ではない手にプラスチック手袋をはめて、両手を洗う。
2:電動ブラシ、歯間ブラシSとL、水入れたコップ、はき出し用容器を用意する。
3:電動ブラシに水をつけながら、下の奥歯から順番に2本ずつ磨く。
4:左手で頬や唇をよけながら、1ヶ所に最低10秒はブラシをあてる。
下の表側 → 裏側 → 上の表側 → 裏側
5:歯間ブラシSを入るところにすべて入れて、2〜3回往復させる。
6:左下ブリッジの部分に歯間ブラシLを入れて、角度を変えてきれいにする。
7:うがいをしておしまい。。。
表側を磨く時は、咬んだままの状態で
汚れやすい場所を重点的に・・・
力の入れ過ぎに注意!!
歯間ブラシも忘れずに・・・
歯磨きの方法
1.歯ブラシ
・軽く塩をつけて歯と歯ぐきの境目に当て何度も左右に振動させる(特に下の舌側については何度も行う)
2.歯間ブラシ(図−1参照)
・左上5−6番に間があいており、ここがつまりやすいため歯間ブラシをゆっくりと歯の間に入れ数回前後に往復させる
・左上3−4番間、4−5間、右上4−5間のクラウン間があいているので丁寧に清掃する
・左下5番のブリッジの下(図−2参照)は歯が無いので特に重点的に行う
・左下4番については上の方に隙間があるので取って欲しい
・右下奥4本はクラウンだが根元に近い所が4本共あいている。できるだけ歯間ブラシで取って欲しい。特に右下6番は隙間がせまいので、つまりやすい事から重点的に行って欲しい
3.糸ようじ
・前後に動かしながらゆっくり歯の間に入れ、上下させて両方の歯をこする
・下の白い歯5本に関してのみ行い、入る所にはすべて入れて欲しい
また磨き残しの多い所は以下の箇所です。
@全体的に歯と歯の間
A奥歯の歯と歯ぐぎの境目
B左下のブリッジの下
C左上4番の表側中心寄り
D左下3番の表側中心寄り
→→→→加藤さん、柳沼くんのカ作である。
TOOTHブラッシングマニュアルビデオ作成!
この度、遠藤さんの歯磨き介助のマニュアルビデオ、第一弾ができあがりました。食事介助と同様、歯磨きの介助も実に個人差があるため正確に磨けていないのが現状です。またそれに加え、人の歯磨きをするのはとても難しいのです。
やはり歯磨き介助においても介助者の磨き方の統一をはかろうということになりました。
そして現在、歯科衛生士の武さんにボランティアで歯磨きを行う夜の泊りの介助者を中心に歯磨きの指導をしてもらっています。
しかし、残念なことに指導後しばらくは正確に磨けているのですが時間が経つと忘れてしまうことが多いという遠藤さんからの指摘がありました。
そこで、磨き方を忘れてしまったときも、初めて介助をされる方でもその場で確認できるテキストのようなものをつくろう・・・そうだ! ビデオだ! ということになったのであります。武さんには全面的な協力をいただきビデオづくりに取り掛かりました。
ビデオの構成は、歯磨きに必要な用具紹介から始まり、模型を使っての歯ブラシの当て方と続き、その後は実際に遠藤さんを磨くところをおさめています。
ビデオは、皆さんに見ていただき、ご意見を頂戴して再度作り直していこうと考えています。ですからこの度できあがったものは、あくまでも第一弾なのです。
武さん 一言
はじめまして武真弓です。
こちらには、1998年11月から来ています。みなさんは歯科衛生士という仕事を知っていますか?聞いたのも初めてという人も多いでしょうね。簡単にいうと虫歯や歯槽膿漏を予防する仕事です。
でも、現実は、治療のアシスタントが私の毎日です。それを悲しいとも不満とも思わなくなり、ズルズルと過ごしてきた私にとって、遠藤さんとの出会いの中で得ていることは、目からうろこが落ちる思いで一杯になることぱかりです。
歯磨き指導する立場にいますが、遠藤さんや介助のみなさんに教わることが多い私です。
これからもよろしくお願いします。
|