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介助ローテーションについて

 えんとこでの介助ローテーションの決定方法は以下の通りとなっている。

1,  決まった日の決まった時間帯に介助に来れる旨の連絡があった場合は、介助予定表に記入する。
 また、介助に入って帰る前に次に入る時間等が決まっている人も、介助予定表に記入する。
2,  予定日の1週間ぐらい前に介助予定表の中から該当時間帯に介助予定者が重なっている場合は、電話当番が選任する。
 その後、電話当番が介助予定者に介助依頼の連絡をする。
(介助予定表は、非公開ページとしてインターネットサーバに記録してあり、電話当番の人と遠藤氏との間の共有のページとして機能している)
3,  それでも、あいている時間帯は、名簿を見ながら、電話当番が電話で入ってくれる人を探す。
 2002年1月からは、メーリングリストを用いて介助の入り状況をメンバーに配信することで介助の呼びかけを行う予定。



※2000年以前は、以下の決定方法となっていた。
1, 1,決まった日の決まった時間帯に介助に来れる旨の連絡があった場合は、その日時に入ってもらう(週に一度だったり、隔週だったり、ひとによってまちまちだが)。
 または介助に入って、帰る前にホワイトボードの予定表に自発的に入る日を書いていってもらう。
 →その時点で介助予定が決定していた。
2, それでも、あいている時間帯は、名簿を見ながら、当番が電話で入ってくれる人を探す(チラシやポスターを見るなどして、連絡してくれた人を名簿に載せている)。
 えんとこでの介助ローテーションは、これまで遠藤の部屋のホワイトボードに直接名前を記入すれば、それがそのまま決定、ということになっていました。介助者が少なかったということもあって、なかばは冗談で「早い者勝ちだよ」など言っていたのです。
 実際には、ほとんど「電話当番」のひとが、名簿の中から電話で都合がつくひとをさがし、それに応じて来てくれるひとによって、介助がひきつがれていたのですが・・・。

システムを変更した経緯は、次の通り。
 世間的に「仕事」が少ない時代になっているところへ、いまのところぼくは介助料を時間あたり700円払えているので、ボランティアとはいっても、ちょっとしたアルバイト感覚で来るひとが増えたのかもしれません。例の映画の影響もあるでしょう。
 とにかくこれまでのやり方では、ぼくの介助は望むようにはできなくなってきています。たとえばひとりのひとが一定の金額を収入として得ようとして、それこそ早い者勝ちでどんどん埋めていってしまうと、他のひとがなかなか入れません。そうすれば、それらのひととの関係が、それだけ薄くなっていってしまいます。
 何人かの決まったひとにずっと任せていられれば、たしかに慣れたひとなのだから、その限りでそのときは楽かも知れません。でも、それでいい気になっていたら、そのひとの都合で来てもらえなくなったとき、困ってしまいます。
 すくなくとも、ぼくに絶えずなんらかの具体的な形で関係を保っていてくれるひとと、お互いにそれぞれのいのちをいかしあいながら生きる、そんな関係を維持していきたい。