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最近の体調について
今年、2000年は、ぼくにとってかなりきつい状態のなかで明けました。昨年の暮れごろから、体中の緊張がとても強くなっていたからです。
それが、2月に入ったころから徐々にゆるみはじめ、6月ごろにはウソのように楽になっていました。あとから考えれば、昨年一年のあいだに、気づかずにため込んでしまった、いろんな精神的なストレスが原因だったと思います。
ところが、3月はじめのMRIの検査で、頸椎にはほとんど変化がない、という結果が出たからでしょうか? 今回はすこし油断があったと思います。
例の千歳温水プールに行くのに、何度も普通のタクシ―の助手席を倒し、そこに乗って行ったり、あるいはその延長で、わが「いえ・まち調査隊」の活動をするのに、慣れない介助者に同じ方法で介助してもらったりしてしまいました。
そんなことも影響したのでしょうか、7月のなかばごろから、頸椎にかかるちょっとした物理的なストレスに、足の裏の感覚が、敏感に反応するよう になっていました。
8月の下旬ごろ、ちょっとしたことから、あいだに一週間ほどおいて二回ほど、頭にかなり無理な力をかけるようなことをしてしまい、そのころからまた、症状か不安定になり始めたのです。
足首から先に顕著だった痺れが、ほとんど脚全体に広がってしまった。もう少し正確に言えば、膝の10センチほど上から、先の部分です。足の裏全体に何千本もの針を刺きれているような感覚に悩まされる日もあれば、下半身の緊張がやたらと強い日もあり、それが全身におよぶ日もある。
横浜のある病院に、脳性マヒによる頸椎症の手術については、最先端の方法と技術を持った外科医がいます。これまで、ばくほこの人が最後の頼みの網だと思っていた。その医者の手術を受けることも覚悟して診察を受けに行ったら、あっさり「この状態になったら、もう手遅れだ」と言われてしまった・・・。
ぼくはいったい、どうすればいいのでしよう?
もちろん、同じ頸椎の手術といっても、達った方法をとっている医者もいて、そこにも近いうちに行ってみるつもりではいます。
その他に、頸の周りにある筋肉の一部を何ヶ所か切断して、脳性マヒによる筋肉の緊張を和らげ、これ以上頸椎にかかる無理な力を軽減することによって、進行をできるだけ防ぐという方法も、あるにはある。
でも、ぼくはもうそんなに病院に頼らない方がいいのではないか、と思うようになりました。もちろん、気をつけるべきところには細心の注意を払いながら、生活を楽しむことの方にこころを向けた方が、心身ともにリラックスできるのではないかな、と。
最近、中枢神経を復元する働きを持った物質が、つぎつぎと発見され、脳や神経のメカニズムが解明されてきているようです。それが、いつかは頸椎症の治療に応用されるようにならないとも限らない。でも、先のことは、どうなるか分かりません。
鍼でも気功でも、とにかく緊張をゆるめられる方法は、いくらでも活かして、とにかくいまは、おもいきり楽しくやってゆきましょうか。南無阿弥陀仏!
(2000.11.22)
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