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思いきって首を切ってもらいます
頸椎の手術を受けることIこしました。そのために入院する場所は、埼玉医科大学総合医療センター。川越の市街から、上尾に向かう一本道を3分の1ほど行ったところです。田園地帯のどまんなかです。
そういう決意をしたのは、ここ1年近く、それまでとは違う症状が出始めたのを感じたからにほかなりません。「この程度だったら大丈夫」と思っていた首への物理的なストレスにも、まず足の裏に微妙な感覚的反応が現れ、その時はわずかであっても、それが積み重なってゆくようになったからです。
昨年10月1,2日を中心とする伊勢真一との札幌行きの前後に、それとは関係なく、介助の失敗というか、ぼく自身の介助者への指示の失敗によって、結果的にはかなり大さなダメージを食らってしまった・・・。
それ以降、世紀の変わり目をはさんで、いわゆる冬場をすぎても、ちっともそれは好転せず、たとえば足でいえば、顕著なしびれは足首から先であったのに、ほとんど腿から先全体に広がってしまったのです。足首から先は、時に痛いほどしぴれが強くもなった。
去年の暮れごろ、横浜南共済病院に行ったときのことは、前回の『えんとこ通信』に書きましたね。「手遅れだ」といわれてしまった、あの話です。
寒い時期を経て、またいくつかの病院をまわった。そのあげくにいまのぼくの状態に最もあった方法だと感じたのが、今回手術を受けることにした、この病院の整形外科でのそれだったのです。
担当医は、斎木先生といいます。医療に関しては「職人」でありながら、ぼくの質問lこ、時間をかけて丁寧に応え、納得できる説明をしてくれる人です。「インフォームドコンセント」の鏡とでもいえるひと・・・!
ただ、この手術は、あくまで障害の進行をくい止めるためのもので、それで体の機能を回復できるというようなものではないようです。でも、うまくいけばこの一年の間に新しく加わった症状は、かなりの程度軽減でさる可能性もある、とも言っていました。とにかく、未知数な要素が大きいのは確からしい。それでも今回に限っては、賭けてみようという気持ちの方が強いのです。それで、自分で決意した次第です。
(2001.5.15)
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