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遠藤 滋
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調査活動報告

 調査活動が始まり、この6月で4年目を迎えようとしています。第1回目は1997年6月8日に行われました。その時の調査地は「えんとこ」。まずは普段の生活の場を見つめてみようということで、マンションのエントランスやえんとこの入口での車椅子の操作方法や、総合福祉センターのエレベーターなどを調べました。
 調査スタッフといっても素人の集まりですから、調査地を決めるのはいつも遠藤さんに頼ってきました。その結果遠藤さんが小学生時代から住んでいる梅ヶ丘やその周辺で、いつも気になっていた場所。建物をひとつひとつ調べていくことになりました。その回数は今年になって30回になりました。それまでに調査に関わってくださった方もたくさんいらっしゃいます。
 これまでは公共の施設を中心に調査をすすめてきましたが、今年からは調査活動の目をふたたび「住宅」に向けるようになりました。それは調査活動を始めた本来の目的に立ち戻るためにも必要なことでした。ケアを必要とする人とケアをする人が、自然の中で一緒に楽しく生活する空間を将来「ケア生活館」という形で実現するために、より多くの人の住環境を参考にさせてもらう必要があるのです。
 「そんな夢のような建物が実際にあるのか」と思うでしようが、今後の高齢化社会に対応するべく、医療や介護サービス付きの「福祉マンション」は最近増えてきています。その良い例が私達の調査結果報告の中にも載っていますのでぜひご覧ください。(昨年の3月と7月に行った「深沢環境共生住宅」です)
 また、昨年10月に映画「えんとこ」の上映会に出席するため札幌に出かけていった遠藤さんは、そこで本物の「ケア生活館」に出会いました。「アンビシャス」という名前のその建物はまさにケアを必要とする人とケアをする人が共に生活している場所でした。この時の様子も今後調査結果に載せる予定ですので、興味のある方はぜひご覧ください。
 そんな訳で、ゆっくりとではありますが調査活動の歩みも確かなものになりつつあります。なにせお手伝いしているのが私のようなスローテンポの人間なので、遠藤さんにもいつも迷惑をかけているのですが、この調査活動に一度参加してみたいと思う方はお知らせください。これから遠藤さんが入院するので、調査活動も中断してしまうのではないかと日々心配されていますが、なんとか継続できるよう私もがんばってみようと思います。