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電話当番の声・・・

 今年に入ってから、今まで7人いた電話当番が、約半数の4人に減ってしまいました。
 皆さんも知っての通り、「えんとこ」に来る人は大半を学生が占めています。大学に通う人、専門学校に通う人と様々ですが、学生に共通して言えることは、実習があり就職活動があり、つまり、忙しいと言う事です。今回も、以上に挙げたような理由から何人かの人が電話当番を辞めていきました。
 電話当番とは、滋氏が安心して日々を送れるように、24時間介助者が途切れる事のないように介助者を探すことを仕事としています。主な仕事内容としては、iモードを使ってホームページを開き、介助者入り状況を把握します。そして、まだ介助者の入っていない日時に、介助に入ることが可能な方を電話で探します。その他には、急に介助に入れなくなってしまった方の交代を探したりもします。
この仕事は決して楽なものではありません。なぜなら、時と場合によりますが、介助者入り状況が好ましくなければ、その分介助者を探すのに時間を費やさなければなりません。勿論、時には2,30分程度で終る事もあります。それに、たまにではあるけれど、応答が荒々しい人もいないわけではありません。そんな時は、とても落込みます。
携帯電話が古かった時は、1日に1時間半から2時間もの時間を必要としたこともありました。でも、悪い事だけではありません。現在は、電話も新しくなり、時間を半分以下に短縮することが可能となりました。それに、よく考えると、なかなか人が見つからない時があるからこそ、見つかったときにはその分の喜びを得ることができるんです。対応の好ましくない人がいるからこそ、対応の良い人と出会うと嬉しさを感じることができるんですよね。私は、この仕事にやりがいを感じることが出来ます。

2001.11.10

 「こんばんは、遠藤さんのところで介助をしている××です。」
 だいたいこんな感じで私の電話は始まります。時間帯はPM9:30〜11:00で、きっと1度は私の声を耳にしたことがあると思います。私の電話当番歴は8ヶ月で、いまでは長です。(自分では勝手にリーダーだと思い込んでいます。)1回の当番で2週間ずつ受け持ち、介助が途切れることのないように電話で介助に入ってくれる人を捜します。
 現在の介助体制に変わったのはつい最近のことです。以前は遠藤さんちのホワイトボードに直接名前を書いてその場で決定していました。「早い者勝ち」っぽい傾向があり、これは遠藤さんが考えている介助とは違うものでした。介助者の偏りをなくし、多くの人と遠藤さんが関わってほしいということで、希望日を受付して後日決定し連絡するという形に変わりました。以前のように「今月始まったばかりなのにもう埋まっちゃった」と慌てることはなくなったのです。
 が、電話当番の立場としては、変更後のほうがなんだか大変になったような気がするんです。前は介助者のいない枠が少なくて軽く補う程度だったのに、今ではゼロに近い状態から捜し始めるという状況です。介助の受けつけ方法には
 @遠藤さんちのパソコンに直接打ち込む。
 A遠藤さんちに直接電話して伝える。
 Bえんとこ携帯電話にかけて伝える。
の3つがあります。どの方法でもOKなので、どんどん積極的に連絡して下さい。「今日の介助は誰だろう?」「今週の当番は誰だろう?」と予想してかけてみるのも楽しいと思います。
 正直言って電話当番はラクではありません。でも、やってよかったなーと思います。普段介助に入っていて会う介助者といえば、最高でもふたりまでだと思います。歓迎会や忘年会などに参加しないとなかなか顔を会わせる機会がありません。でも、当番をしていると「会ったことはないけれど知っている人」「電話当番の人」と少しでもおばえていてもらえたり、「最近どう?」って話ができたり楽しいです。頑張っているので電話がかかってきたときにはよろしくお願いします!! みんなのえんとこなので、みんなで盛り上げていきましよう!!
2001.6.24