TOP
トピックス

遠藤 滋
結・えんとこ
えんとこ
ケア生活くらぶ

連載情報
 ┣ 遠藤滋一言集
 ┣ にわか歌詠み
 ┣ 調査結果報告
 ┣ えんとこ通信
 ┣ いのちの森通信
 ┗ 梅ヶ丘周辺マップ

障害者自立支援法
施行問題
支援費制度問題
映画『えんとこ』


掲 示 板
アンケート
スタッフ募集!!
リンク集
更新履歴

第43号です。。。

 

 こんにちは。暑くなってきましたねえ。
 既にしげるおじちゃんは、今年もせっせとプールに通っています。泳げない私(中間)には、何が楽しくってみんながブールになんて行くのかわかんないけど、それはさておき、
 今号のテーマはずばりそのまま
「えんどうの夏」
海に花火にみかん山に、とやりたいこと行きたいところがたくさんあります。いい夏にしたいね。

◎それでは、夏にまつわること3連発。

1.なにしろとにかく海に行きたい!  という遠藤さんの話。
西伊豆の海に入りたい! 遠藤滋
 この2年ほど、夏になると伊豆松崎の浜で海にはいるのが楽しみになっています。体も不思義なほど楽になり、調子もよくなるし、1年のストレスからも一挙に解放され、心も軽くなるのです。たった1日でもそうなのだからうそみたいですね。
 そんなわけで、今年は7月未から8月のお盆が始まるまでの間のいつか、できるだけ長く松崎のみかん山にもいて、毎日でもはいれればと思っています。
 介助者は必ずしも通しでいる必要はありません。伊豆方面に遊びに来がてら、行きか帰りに(途中でもかまいません)2、3日寄ってもらって、うまく交代できたらすぱらしいと思います。友だちと一緒に来てもかまいません。車を運転できる人を含めて、常時最低3人は介助が必要です。何か別の催しを同時に企画してもいいですね。
 なお、山には農場づくりに関係して、体験できることがたくさんあります。何人かでそういう作業を手伝いにきてもらってもありがたい。
 具体的には、8月の初めの第1週を考えています。みんなで調整をつけてみてくれませんか?
東京からの交通手段

 JR東海道線で熱海まで行き、伊東線経由の伊豆急の電車に乗り換え、下田へ(特急踊り子号なら東京から伊豆急下田まで直通)。下田からバサラ峠経由堂ヶ島行きのバスに乗り換えて約55分、松崎バスターミナルで下車。到着時間を知らせておいてもらえれぱ、車で迎えに行きます。
 もちろん他にも楽しい行き方はたくさんあります。いつでも教えますよ!

2.一緒に考えたいこと。
その1:中尾さんの帰る時間のこと
 しげるおじちゃんのブールには少なくとも2人の介助者が必要なのです。でも出発するのは4時だから、そのうちひとりはどーしても中尾さんになりがちです。でも帰ってくるのは6時半。中尾さんのへルパーとしての帰る時間は5時。う〜ん、これってどうにかならないのかしら。
その2:来る時間のこと
 それからそれから、泊まりの介助者が朝の8時までしかいられない日、中尾さんのやってくる9時まで、しげるおじちゃんはひとりぼっちなのです。解決策を練ろうにも泊まりの介助者は前日になってよーやく決まるような慢性不足の状態で(しかもいつも同じメンバーなのだ)、いつこんなことが起こるのか予想がつかないし、うーんこれまたどうにかならないのかしら。よい意見があったらおしえて下さい。

3.花火やろっ!
 ずどどーんと夏が来てます。すぐそこです。寝苦しいこの季節、ほっペの虫さされをぼりぼりかきなら、みんなで花火をしましょう。
■日時7/27(土)
PM6:00 しげるおじちゃんち
PM7:30 羽根木松園中央 子どもの遊び場のあたり


つづいて遠藤さんの近況です。遠藤さん、どうぞ。
「近況」
 最近、ぼちぼち『いのち・じかん・しごと』という文章を書きはじめています。いのちを生かしあって生きることについて、そしてそれを一見難しいことのようにしてしまうさまざまな思いこみや固定観念について触れてゆくつもりです。
 具体的には若い世代の人たちを対象にした形で、かえす刀で今の大人たちが持っている、錯覚や事実とかけ離れた価値観、パターン化された思考の図式などについても指摘してゆきます。
 「自立」という言葉を相変わらずよくききます。聞かれれば、ありのままの自分のいのちの事実にたつことだよ、とぼくは答えます。なにか特定の条件を満たすことであったり、目指すべき目標であったりするようなものではない。あとは無理したり飾ったりせずに、それぞれの固有のいのちを生かしあってゆけばいいじゃないか、と。
 でも、自立にせよ何にせよ、言葉の解釈からものを考えていくことを、ぼくはほんとは好まない。そこからはなにも生まれないからです。考えるなら、たえず事実を出発点にしたい。
 あそびですが、『六角堂の暁』『今はヒ・ミ・ツ』という2つの短編小説もすぐにでも書き出したいのです。でも、実際にやれる時間が意外にとれないので、じれったくてしょうがない。
 甘夏を使った新製品開発の第1段として、中尾君にドライフルーツづくりに挑戦してもらっています。結構うまくいっているとは思うのですが、みんなにはバカにされています。それにもめげず、来年あたりにはみんなをうならせようと、工夫を重ねています。

 ぼくは確かにクラシック・ファンです。でも、そうしょっちゅう聴いてるわけではないし、以外に時間もないのです。聴くときは集中して聴くので、BGMとしては聴きません。BGMがかかっていると介助者に言葉が伝えにくい。
 テレビでも、これは同じです。これこそぼくにとってはほかの人とはかなり違った意味を持っており、ほとんどの情報を事実上テレビから得ようとするので、見るときはかなり集中しています。だから番組の選び方にもかなり特徴があるのではないかと思います。かけている時間もそう多くはない。ヘたにかけていると、ものを考えるじゃまになります。どうしても意識が流されるのです。
 なにもぼくだけのことではないだろうけれど、こういうこと、想像してみたことありますか?

(遠藤滋)

モンキー中尾のページ
その2ひとりごと

 これまで介助保障を要求する世田谷区との交渉に、遠藤さんにつれられて何回か行ったんだけど、あれっていったいなんなの!? ぼくの知る限りでは交渉で何かが決まったことなんてほとんどないんだよね。お役人さんたち、前回持ち帰って検討するとか言ってた問題を、ちっとも検討してなくてまた持ち帰ることになるし、合意したはずのことを前任者の発言だからとか何とか言ってとぼけるし。あのね、介助ってのはねえ、その人が生きてゆく上で最低限どうしても必要なことなんだよ。それを、そうやってちゃらんぼらんにするってのは素手で人の首しめてんのと一緒だぜ。別に素手じゃなくも、ローブでも何でもいいんだけどさ。
DO I THINK,YOU'RE A FUCK-YEAH!
 遠藤さんが15年あまりかけて、ようやく今の状態まで持ってきたんだけど、そういうお役人さんたちの対応なんか見てると、「たった15年で? こんなにまで? スゴイ!!」って思っちやう。
 遠藤さんは交渉に行くのは、歯医者に行くより疲れるって言ってるけど、僕にっとっちゃ、交渉の時の遠藤さんはちょーカッコイイんだよね。遠藤さんが1回の交渉で発言するのはたいてい1回か2回ぐらいで、ここだけ絶対におさえておいてもらわなくちゃ、という一番のポイントを穏やかにわかりやすく言うんだ。それをすぐそばで聞いている僕は、思わず「きゃー!えんどうさーん!!」ってしびれちゃう。さすが、ぼくをへルパーにしただけのことはある。
 まあ、お役人さんの悪ロぱかり書いちゃったけど、行政とか政治とかについて全く無関心でなーんも知らない僕みたいなのが一番問題なんだよな。こういう今の社会を成り立たせているひとりが自分じゃねえか。しっかりしろ!ニセへル パー!
 もうちょっと勉強しないと…でも疲れんなあ。

遠藤さん、こんなヤツ↑へルバーにしてて大丈夫なの!?


◎ふたつのお知らせ
●奈緒ちゃんの
  上映会をやろう

 奈緒ちゃんは愛すべき女の子です。奈緒ちゃんの笑顔を見てると、なんだかぼわわぁ〜んてすてきな気持ちになってくる。だからわたしはもっともっとたくさんの人に「奈緒ちゃん」をおしえてあげたいなあーと思っています。
 実は今、下北沢タウンホールで上映会やろーって話があって、一般の人はもちろん、今、この『えんとこ』を読んでくれているみんなに参如してもらって、大っきな大っきな上映会にしたいと考えています。
 タウンホールは半年先まで使用予約が 入っているのでずいぶん先の話になってしまうけれど、「こうなったら来年の4月までのばしにのばして、新しい介助者の募集も一緒にやってしまおう計画」というのもあります。
 この計画を実行するには「奈緒ちゃん」上映会実行委員会が必要で、委員会をつくるには委員になってくれる人が必要です。
そこで
実行委員募集!!!

 実際に映画を見なきゃ手伝えないよーあっかんべ―という人のために、9月頃小さな試写会をする予定です。お手伝いできなくても見にきていいよ。くわしい日程は次のえんとこでお知らせする予定です。「奈緒ちゃん」を見て、みんなで幸せになりましょう。

●遠藤さんの健康読本、できました。
 「しげるおじちゃんのための健康かんりの本」ができました。後日郵送する予定です。著者及び編集監修は看護学生の和田あきこちゃんと新人の柳沼剛くん、そして歯科衛生士の加藤麻衣子ちゃんです。介助の際に必要な、また役に立つ専門知識をわかりやすくまとめてくれているので、心してよみましょう。実際に介助をする日にこっそりカバンに忍ぼせておくと、きっとあなたの強い見方になってくれるはず。
3人の人たち、どうもありがとう。

●さいごにひとつ、おわびがあります・・・。
新しく介助に加われたみなさま
ごめんなさい。   なかまようこ
 実はわたしみなさんに書いてもらった自己紹介の文をなくしてしまいました。あ〜本当はこのスペースに直筆のままのせる予定だったのにぃ…。
 ほんとにほんとに申しわけないです。
 こーんなさるなわたしをゆるしてくれるあなた、よろしれば近いうちに返信用ハガキを送りますので、もう一度、紹介文をお願いします。かたじけない。
■「もうすぐ家をあけるので、ハガキを受けとれないわ」「受けとれないぜ」という方。中間までご連絡下さい。

●●●それではみなさんまたこんど。しばらくげんきでね。