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新・旧トイレ比較

 数ヶ月前に改築したばかりの新しいトイレと、それ以外の古いトイレの比較をしてみました。
 梅丘中学校には、現在車椅子を利用している生徒はいないとのことでしたが、北館の端にある、ちょうどL字型に西館へとつながる角のトイレは、車椅子用個室のついたトイレに改装されていました。しかも各階男女のトイレにそれぞれ一つずつ車椅子用個室が備わっていました。
 光明養護学校中学部との交流が、それを必要とさせたのでしょうか? 入り口の段差や中の造りに大きな違いがありました。

 西館4階の、古い形の男子トイレ。中央に水道があり、個室部分との幅は 60p。個室は全て和式で、障害者用のものはない。個室の床と中央の床には段差がある。
 車椅子で入り口に立ったところ。小用便器の足元の床は一段高くなっている。そこから水道までは 50p しかない。ここでは車椅子の向きを自由に変えることはできない。
 北館4階の、新しい形の男子トイレ。中央の水道もなく、個室部分の段差もない。個室から右手の小用便器のところまでの幅は 150p。これなら車椅子の向きを変えるのも問題ない。
 車椅子用トイレ。入り口はスライド式で幅は 84p。縦の奥行は 108p、横の奥行は右手の壁から便座までが 138p。便器の両側の手すりの間隔は 75p、高さは 70p。このように、車椅子用の個室には十分な広さと手すりなどの器具が備えられていた。


(ポイント)

 北館には、4階建ての全ての階に車椅子用のトイレが設置されていた点が、とても良かった。全体のつくりも段差や障害物が取り除かれ、とても利用しやすくなっていた。このトイレのように健常者と車椅子利用者が、同じ目的を同じ場所で果たせるということがバリアフリーの目指すところではないか。そしてそれは、学校の中でも同じだ。

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