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調査(980919)

 前回、すなわち7月18日の調査(980718)の時調べきれなかった光明養護学校のバスターミナルと、その屋上のプールを中心に、再度調査を行いました。
 この日はとても天気がよく、思わずプールに飛び込みたくなるほどでした。また体育館の階段や、車椅子の車輪を洗う設備など、細かい点までチェックすることができました。

(KH)

 バスターミナル奥。ここはA棟と体育館を結ぶ通路にもなっている。
 つきあたりに見えるのが体育館。右手には二階へ上がるエレベーター、グループ学習室、男女トイレ、充電室などが並ぶ。最も体育館寄りには、屋上プールへ出る階段もある。
 通路に面した、電動車椅子のバッテリーに充電をするための部屋。
 手押しの車椅子で登校してきた生徒も、ここで十分に充電された電動車椅子に乗り移ることができる。
 やはりこの通路に面した所にあるトイレ。入口のドアは開け放たれ、カーテンがついていた。中も同様に個室の入口はカーテンになっている。
 同じくこの通路に面したグループ学習室。教室の床は入口より 13cmほど高い。床は絨毯。
 窓の向こうに、校庭を隔ててA棟奥の校舎が見える。
 通路のエレベーターとA棟との間に、校庭への出入口がある。そこを出ると、このような車椅子の車輪を洗う水道があった。両側のパイプから水が出て、車輪に当たるようになっている。
 二階へ上がるエレベーターの中。入口の幅 1.2m。幅×奥行きは 1.5m× 2.5m。
 正面には鏡もつけられている。
 エレベーターを降りてそのまま行くと、右に折れて屋上プールへと続くスロープになる。途中A棟二階とも、短い通路で接している。
 スロープの幅は 1.8m、勾配は 4度。手すりの高さは 75cm。ちょうど中程に、2mの踊り場がある。
 右側がプールにあたる。
 屋上プール。全体の幅は 10m。縦 15m。深さ 70cm〜 95cm。
 半透明の、四角いパネルを並べたような仕切りの向こうに、上記のスロープがあり、右に向かって上ってきている。
 プールに歩いて入るための階段。4段あり、1段の高さは 19cm、奥行き 14cm。一番上の段のみ 25cmの奥行きがある。
 プール全景。コースは全部で5コース。
 プールサイドにすべり台付きの小さなプールもあった。
 プールサイドの材質。発泡性の材質で、滑りにくくなっている。
 男女の更衣室。通路をへだてて、手前の柵の下には、目を洗うための水道が低い位置につくられている。
 更衣室のさらに右側には、バスターミナル奥の通路の、いちばん体育館寄りに降りる屋内階段がある。逆に更衣室の左向こう側には、体育館の中二階に向かう下り階段が、右に向かって設置されている。
 プールから体育館中二階のギャラリーへとつながる階段。ただし車椅子の生徒は使用できない。体育祭などの行事の時、父母やその他の家族に開放する場合もある。
 体育館一階にある体育用具の置き場から、中二階のギャラリーへと昇ってくるらせん階段。ここも職員、もしくは父母たち等しか利用できない。
 一階体育用具の置き場の中から、らせん階段を見たところ。
 体育館前方の演壇の脇から、中二階へ昇るはしご。
 ここを上がったところから、小さな扉を経て、体育館の左右両側を通り、この中二階の床面は後ろのギャラリーへとつながっている。
 養護学校から、道路一本を隔てたところにあるマンションの通路より全景を写したところ。
 バスターミナルの上がプールになっている。プールの隣(左手前側)が体育館。
 A棟一階、校長室前で廊下がT字に交わるところについているミラー。半球に近い形をしているので、180度写すことができる。
 ミラーを近くで撮ったもの。
 事務室の玄関側の角にかけてある、校舎配置図。
 左上の建物が体育館。体育館とバスターミナルの通路でつながっている、その下の校舎が、A棟。その一階部分と、右側一、二階奥の左に折れた部分が小学部で、同じ二階の、折れる前の部分が中学部になっている。
 さらにその下が渡り廊下でつながっている高等部の、B棟。
 またその一番下が、主に高等部の特別教室などがある、C棟。

 

<遠藤滋の感想>

 詳しく調査・検討したい設備の多い、光明養護学校を調査していて考えついたこと。
 これまでのようにひとつひとつの建造物について調査してゆくだけではなく、トイレならトイレ、スロープならスロープ、避難経路なら避難経路というように、それぞれの設備にこだわって、その内のひとつを、複数の建物について徹底して調査するというやりかたもあります。中間総括の段階ではこれが有効なのではないでしょうか?