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最近できたばかりの梅ヶ丘教会。3階建てで、1階が礼拝堂、2階が集会室、3階が牧師館になっている。もとは線路ぎわにあったが、小田急線の高架化工事のため、現在の場所に移転する。教会員に障害を持った女性がおり、みずから設計のスタッフに加わった。
外壁の珍しいレンガは、「エバーストーン」といって、月日が経つほど良い色に変色していくそうです。緑道にも面し、梅ヶ丘の街並みにとてもあった建物になっています。 |
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入り口の様子。 ドアは、全開すると幅 1.5m。外との段差がないので出入りがしやすい。まさに「地域の人々に開かれた教会」という言葉にふさわしいつくりになっている。 |
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受付と礼拝堂への入り口。 受付は低めに作られている。礼拝堂の入口は玄関と同じで幅 1.5m。しきりなどは特にない。 |
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礼拝堂の中。壁もいすも全てナラの木を使用。まだ木の香りが残る。 中央に通路を挟んで4人掛けの長椅子が2列並ぶ。両側に2人用のいすが中央に向かって斜めに置かれている。いすは移動可能。いすは検討に検討を重ねて設計された。お年寄りでも座り易い高さ、心地よい背もたれの高さ、聖書台の奥行きなど、細かい点まで配慮されている。 調査スタッフの一人の言。「ここで結婚式をして、この教会の隣に住みたいな」 |
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トイレ。個室の広さは、1.8m×1.8mの正方形。便器と前の壁との距離は、1.2m。ドアは引き戸で幅 86cm。車椅子の人には充分な広さといえる。
しかし、ストレッチャーの場合だと、出入りの際の方向転換が難しいし、長さもぎりぎり。また、小さな手洗い用洗面台があるが、小さすぎてしびんを洗うのに苦労する。
便器の下の床に足で押せるフラッシュボタンがあるのがいい。 |
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2階へ続く階段。途中に踊り場がある。 手すりや、階段の下には小さな作りつけ腰掛けが備え付けられていた。
足の悪い人のためにエレベーターもついている。しかしこれもストレッチャーでは乗りづらい。 |
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2階集会室。天井に仕切り用のアコーディオンカーテンレールがついている。
窓の外は、広いデッキになっていて、ベンチに座っておしゃべりするのが気持ち良さそう。
大きなテレビがあって、礼拝堂の礼拝をここでも見ることができる。
隣には5〜6人で作業できそうなお勝手もある。 ここも地域の人々が集まって何かをするときなどに、使わせてもらえるとのこと。 |
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2階の廊下。本棚には、キリスト教に関する本やビデオが並ぶ。借りることもできる。 奥の部屋はお勝手。 |
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1階見取り図。 |
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2階見取り図。 |