TOP
トピックス

遠藤 滋
結・えんとこ
えんとこ
ケア生活くらぶ

連載情報
 ┣ 遠藤滋一言集
 ┣ にわか歌詠み
 ┣ 調査結果報告
 ┣ えんとこ通信
 ┣ いのちの森通信
 ┗ 梅ヶ丘周辺マップ

障害者自立支援法
施行問題
支援費制度問題
映画『えんとこ』


掲 示 板
アンケート
スタッフ募集!!
リンク集
更新履歴

調査(971115)

 今回は、教会の調査を行った。

 最近できたばかりの梅ヶ丘教会。3階建てで、1階が礼拝堂、2階が集会室、3階が牧師館になっている。もとは線路ぎわにあったが、小田急線の高架化工事のため、現在の場所に移転する。教会員に障害を持った女性がおり、みずから設計のスタッフに加わった。
 外壁の珍しいレンガは、「エバーストーン」といって、月日が経つほど良い色に変色していくそうです。緑道にも面し、梅ヶ丘の街並みにとてもあった建物になっています。
 入り口の様子。
 ドアは、全開すると幅 1.5m。外との段差がないので出入りがしやすい。まさに「地域の人々に開かれた教会」という言葉にふさわしいつくりになっている。
 受付と礼拝堂への入り口。
 受付は低めに作られている。礼拝堂の入口は玄関と同じで幅 1.5m。しきりなどは特にない。
 礼拝堂の中。壁もいすも全てナラの木を使用。まだ木の香りが残る。
 中央に通路を挟んで4人掛けの長椅子が2列並ぶ。両側に2人用のいすが中央に向かって斜めに置かれている。いすは移動可能。いすは検討に検討を重ねて設計された。お年寄りでも座り易い高さ、心地よい背もたれの高さ、聖書台の奥行きなど、細かい点まで配慮されている。
 調査スタッフの一人の言。「ここで結婚式をして、この教会の隣に住みたいな」
 トイレ。個室の広さは、1.8m×1.8mの正方形。便器と前の壁との距離は、1.2m。ドアは引き戸で幅 86cm。車椅子の人には充分な広さといえる。
 しかし、ストレッチャーの場合だと、出入りの際の方向転換が難しいし、長さもぎりぎり。また、小さな手洗い用洗面台があるが、小さすぎてしびんを洗うのに苦労する。
 便器の下の床に足で押せるフラッシュボタンがあるのがいい。
 2階へ続く階段。途中に踊り場がある。
 手すりや、階段の下には小さな作りつけ腰掛けが備え付けられていた。
 足の悪い人のためにエレベーターもついている。しかしこれもストレッチャーでは乗りづらい。
 2階集会室。天井に仕切り用のアコーディオンカーテンレールがついている。
 窓の外は、広いデッキになっていて、ベンチに座っておしゃべりするのが気持ち良さそう。
 大きなテレビがあって、礼拝堂の礼拝をここでも見ることができる。
 隣には5〜6人で作業できそうなお勝手もある。
 ここも地域の人々が集まって何かをするときなどに、使わせてもらえるとのこと。
 2階の廊下。本棚には、キリスト教に関する本やビデオが並ぶ。借りることもできる。
 奥の部屋はお勝手。
 1階見取り図。
 2階見取り図。