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調査(970608)

 最初の調査ということで、スタッフに慣れてもらうためにも、とりあえず今回は遠藤さんのマンション(築25年)を調査し、主にエレベーターの比較のため、近所にある区立総合福祉センターにも行ってみた。
 まずは、調査票の項目に基づき、遠藤さんに今住んでいるこのマンションについて不便を感じる所・改造したい所などを聞いた。そのあと、実際に測定(広さや傾斜などを測って記録する・・・等)を行った。

 

エレベータの様子

 とにかく狭い!
 車椅子で入っていって、その車椅子を横にしなければ乗れない。縦に長いのではなく、横に長いからなのだが・・・。また、介助者が乗ったらぎちぎちである。(そもそも無理しないと乗れない状態なのである)

玄関の段差

 よくある玄関の段差。
 車椅子ではかなり不便な要素である。でも、このマンションの玄関の段差は、奥行きが広い(車椅子1台はいる位)ので、1人でも介助は可能なのだが、介助者はきつそう・・・。

道路と歩道の間

 道路と歩道の間の段差。
 自由に歩ける人には気にならないが、車椅子の人にとっては非常に気になるところ。いったん止まってから、車椅子の前輪を持ち上げてからでないと進めないから・・・。まして重い電動車椅子などで一人でここを上り下りするのはほとんど不可能。

福祉センター

 福祉センターのエレベーター。ここに写っているのは外観だけだが、確かに広い。
 入口のボタンは、車椅子用の他、足で押すためのもの(赤丸の所)もある。

福祉センターの便所

 中は、車椅子で入ってターンが充分に出来る広さ。また、便器近くの手すりは、回転可能で、便器は前向きでも後ろ向きでも座れるようになっている。

部屋の出入口

 再び遠藤さんのマンション。
 自分の部屋への出入りの様子。
 入口が狭い上に、ドアを入ってそのまま右に上がるようにできているので、かなり不便。実際には、無理矢理斜めに入らなくてはならない。そのせいで、入り口付近の壁がかなり傷ついている。