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遠藤 滋
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こんにちは! 遠藤です

 ホームべージを公開するにあたって、まずはご挨拶。今後10日か2週間に一度の割合で、なにか―言書いてゆくことにしました。とは言っても寝たきりの身。ネタ探しには苦労するかもしれません。いや、そんなこと、あるわけないか。
 「遠藤くんって、ほんとに行動的ね。こんな身体になっちゃって、なんてちっとも考えないのね。自分がどんな状態になっても、あくまでも前向きなのね」
 幼いときからぼくを知っている、ある人の評です。
 寝たきりでいる人間が行動的だなんて、それ自体がおかしい。でも、この評は当たっています。なにせこれから「ケア生活くらぶ」の大構想を、―歩一歩、しかし時には大胆に、実現してゆこうとしているのだから。
 はっきり言って、今、ぼくは肉体的にはとてもきつい。その中で、介助者を集め、その人たちに手伝ってもらいながら健康管理をし、時間のかかる食事や、それにトイレ、リハビリ等々、必要なことをこなしながら一日の生活のリズムを形作る。毎日寝たままでいるのだって、それ自体がけっして楽なことではないのですよ。
 でも、だからといって今の自分の身体を呪ってみても、何も始まらない。こんな身体にならなかったら…、なんて言ってみてもそれは架空の世界のことです。だったら今の事実にたった方がいい。それしかないでしょう?
 要するに、ぼくは「あんな身体になっちゃって、気の毒にね」などという世問の常識的な感覚には、立たないし、引きずられもしないよ、ということです。
 この心意気の表明をもって挨拶とし、同時に今回の一言ともさせていただきます。

1997年11月29日