映画「えんとこ」鑑賞後のアンケート(感想文)

 

 

 於:立教大学(99.5.28)
 えんとこTimes
 えんとこTimes(2000年1月発行)
 えんとこTimes(2000年4月発行)


 
 上映中の遠藤さん、ずっとやさしい雰囲気でしたが、最後の方の伊豆の農場をバックにうつっている姿は力強く、何だかカッコよかったです!

25歳 / 男 / 学生


 良かったです。
 奈緒ちゃん・ルーペもそうですが、いつも主役にめぐまれていると感じます。
 遠藤さん、大学時代には面識がなく残念でした。
 よろしく。

49歳 / 女 /


 チラシに書いてあった遠藤さんの詩が、私に語りかけてくれていたようで、上映前に既に泣いてしまいました。
 映画を見た後も「これがさわやかな感動か…」と実感しました。 ありのままの感動というか…。ハダカの感動というか。すごく勇気づけられました。今の私には。
 「良かった」のひと言じゃ表せないけど、いっぱい言葉を足して説明をするのも違う。 そんな感じがした。映画を見れた縁に感謝!

21歳 / 女 / 学生


 体が不自由な人に対して、親切にしてあげたいという気持は前からったが、実際に映画を見て、生活している現実を見て、その気持がもっともっと強くなった気がします。

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 体が不自由な人に対して、今まで気の毒だなあちか可哀想になあと思っていました。
 遠藤氏宅には、母と共に一度行ったことがあります。まだ中学生くらいだったでしょうか。周囲にいないタイプ(といっては失礼でしょうか)の方で、どう接すれば良いかわからず、とまどってしまったのを覚えています。
 映画を見て、”気の毒”というよりは、今大学生として健丈者として生きている私よりも人生を楽しんでいて、かえってうらやましいような気さえしました。見に来て良かったです。遠藤さんの話をもっと聞きたいです。

21歳 / 女 / 学生(日体大)


 私は、今日友人に誘われてこの映画を観にきました。
 私はなぜかうまく自分のことを語ることができず、沈黙の日々でした。
 ”えんとこ”のいる場は、優しくおだやかな時が流れていると思いました。遠藤さんの「だって君は…」は、私はけっして一人で生きているのではないということ。今までも、これからも。
 皆さんに心から感謝します。優しい沈黙もあるのですね。

21歳 / 女 / 学生


 遠藤さんの日常がよく描かれていたと思います。障害者の問題、障害者の人の視点は、やはり多くの健常者たちにとっては遠いことであり、このような映画で少し入口へ入れることになるきっかけになったと思います。
 障害者(重度)=施設で生きる、という式が既に出来上がっている中で地域社会の中で人の助けを借り、かつ障害者が地域で生きていく道を模索していることがよく描かれていたと思います。駅のバリアフリーなど。この”えんとこ”の地域社会で普通の生活をするという実践が各地へ広がる1つの大きな一歩になるのだろうと思います。

24歳 / 女 / 教員


 ”すがすがしい”というのが観終わった後の感じです。
 高3(♂)、中3(♀)の子供に観せます。
 高3(♂)は、只今受験のために少しだけ塾通いをしていますが、ボランティア活動部にも属しているので、彼の高校にも紹介してみます。
 若い世代の人達が、えんとこなかまに属してくれるよう…伝えてみたいです。
 息子に今日の言葉を伝えます。『今やりたいことを伝えながら…堂々と生きなさい』と…。
 遠藤さんの生まれた宿命、役割を見せて頂いた気がします。私のこの世に生を受けた役割をこれから考えてみたいです。
※小さな? があります。ボランティアスタッフの時給は650円ということですが、これはどこから?

S52 法卒 / 女 / 会社員


 私はこの映画を見て、1つのドラマが2時間で終わってしまいましたが、また新しいドラマが明日から始まっているんですね。
 映像から伝わる雰囲気が感じられ、観る者にストレートに人々の想いが伝わってきました。
 編集がすばらしい。

35歳 / 男 / 法学部で勉強しています


 遠藤さんの周りに人が集まり支えているし支えられている、そんな感じが伝わってきました。
 人柄、生き方に共感するし、すごく明るく前向きなところに感動しました。詩もとてもよかったです。
 もう少し、介助の人たちのことも知ってみたいと思いました。
 こうしたことに立教がかかわっていることがうれしく感じます。

23歳 / 男 / 大学院生


 笑顔がとても素敵な人だと思いました。
 笑顔が素敵な人は魅力がある人だとあらためて実感させられました。遠藤さんが魅力的だから、あれだけの人が集まるのですね。僕もあれだけのオーラを出せる人になりたい。
 遠藤さんが「えんとこ」に来る方におっしゃられた、「自分でできるところまでやって、あとは次の世代にまかせればいい」という言葉が心に残っています。
 <映画について>
 とてもおもしろかったです。最初はちょっとつまらない感じでしたが、あとで「ぐん」ともり返してきました(でもそれは、見ている側と遠藤さんとの距離がちぢまっているという表れなのかもしれません)。
 伊勢さん、才能があると思いました。本当にうまい(?)、おもしろい。

21歳 / 男 / 学生


 率直に勇気づけられました。遠藤さんがくり返し映画の中でおっしゃっていた「自分一人で考えて、やめてしまわないで、やりたいことをやろう」というメッセージは、就職活動をせずにウーと苦しんでいる私には響きました。そういう私がこういう時にこのような映画に出会うこと自体、とても”縁”を感じます。
 このえんとこに集まってくる若い人たちの様子もとてもおもしろかったし、私もなんでもやってやる! という気になりました。
 障害者の方々や介護の必要な方々の問題、現状という側面からすると、もしかして楽観というかそんな感じがしてしまうかもと(現状をよく知らないので言えないのですが)思いました。
 でも、人が生きるというテーマの中ではやはりもの凄く力を感じました。大学4年で人生のことを考えていると混舌してきますが、遠藤さんの体をすべて使う精一杯,一歩一歩という生き様は、やはり”これしかない!”と思いました。本当にああやって人が集まって、そこに出会いがあってというのが意味なんかあったってなくったって楽しいものです。

22歳 / 女 / 学生


 普段では知る機会のない、遠藤さんのような方の生活を知ることができ、貴重な体験をさせていただきました。人の「幸せな生き方」には様々なものがある、ということを改めて認識させられました。今後とも是非御活躍くださるようお願いします。

20歳 / 男 / 大学生


 この世に
  生きていること以上にすばらしいことがあるだろうか。
  生きていること以上に楽しいことがあるだろうか。
 ありのままの命(すがた)で、遠藤さんあなたは世界一カッコイイ。
 そして、これを撮った伊勢さんも世界二カッコイイ! 

19歳 / 男 / 学生


 「奈緒ちゃん」の時もそうでしたが、人と人がお互いに心地よくいられる場というものを考えさせられました。
 遠藤さんの表情を見ていて、肩の力がフッと抜けるような気がしました。
 私も立大の卒業生でこの場で観ることができうれしかったです。
 友人・知人たちにも、是非観てほしいと思いました。

43歳 / 女 / 児童館・学童クラブ職員


 とても親近感がわく映画でした。まるで自分もえんとこに行って遠藤さんとしゃべったような感覚です。遠藤さんの明るい性格がこの映画を見ていてとても伝わり、すごくよかったと思います。
 ぜひ友人にもすすめてみたいと思います。

18歳 / 男 / 立教大生


 ともに生きていくために、自分をさらけ出して皆に支えられながら支えつつ毎日を暮らしているむじゃきな生き方と一本箱をとおして生きている生き方は、心の平安を与えてくれました。自分の障害を受け入れることで、毎日が楽しく生きられるようになった遠藤さんの生き方は、皆に勇気と生きる力を与えてくれました。今日来られなかった我が息子(中学三年生)にも是非見せたい映画でした。今私は、おばのめんどうや子供たちのめんどうで忙しいけれど、ともに暮らす周りの人たちにもっと気配りをしてもっと楽しく暮らさなければと考え直されました。遠藤さんが一生懸命生きることが他の人たちに命の大切さを教えてくれる気がしました。無邪気に生きることのたのしさを教えていただきありがとうございました。
 今のところできるかどうかわからないけれど、夢がかないますように。お互いのよい出会いがありますように、お祈りします。

42歳 / 女 / 主婦


 ありのままで生きてるっていいなと思いました。
 忙しい生活の中でささやかな感動を味わえたことをうれしく思います。

20歳 / 男 / 大学生


 遠藤さんはすごく幸せな人だなと思いました。
 先輩にこんなすばらしい人がいてうれしいです。

22歳 / 女 / 学生


 とてもよかった。
 遠藤さんのとてもゴージャスな人生をうらやましく思います。

50歳 / 女 /


 娘が遠藤さんの所へ行くようになって長くなります。親の知らないうちに介助ボランティアを始め、相手の方が男性だと知ったのは始めてから数年経ってからで、夫と共に驚いたことを思い出します。
 遠藤さんの所へ行くときは、試験中であろうとどんなに疲れていようと、楽しみにしているように出かけていきました。
 強固の映画を拝見し、どんな仕事をしていたのかわかりまた喜んで出掛けて行った訳がわかりました。
 遠藤さんとは数回お会いしていますが、若者や介助の方が引きつけられる力を持った素晴らしい方だと改めて感心いたしました。娘の人生にとってこの出会いは何かと大きな宝物になっていくと思いました。有難うございました。
 この映画を作って下さってうれしく思います。

56歳 / 女 / 主婦


 感動しました。私は「子供たちから学ぶ」をテーマに保育しています。まさに「障害者から生き方を学ぶ」ことを教えられました。そして、現代の若者をダメあつかいにする考え方がありますが、そうではない。素晴らしいチャンスを握ったら若者は素晴らしいエネルギーを発揮します。
 全国に広げよう、「子育て不安の時代」に若い人、若い父親、若い母親たちに、自分を振り返る機会にしていきたい。
 私自身の生き方、運動の取り組み方を振り返るチャンスにもなりました。
 観てよかった。
 焼津の13ヶ口の代表が、横浜上映には焼津福祉課の人たちと一緒に行く予定です。

58歳 / 男 / 保育園園長


 運命をしっかり受け止めて生き、その中で自分から物事の先頭に立ち、必要な時々で遠慮なく周りの協力者たちの力を借り、自分の途をひたすらに切り開いていく、そんな彼に心を打たれました。
 彼がストローで飲み物を飲んだり心の底から笑っている姿、又「だって君はひとりじゃ生きられないんだろう」という彼の言葉、そして今日のスピーチなどからあふれ出る”生きる”ということの強さ、素晴らしいですね。

20歳 / 男 / 学生


 ついつい一所懸命に、そして真剣になって見てしまいがちでしたが、そのたびに「眉間の力を抜いてごらん」と語りかけてくる映画でした。

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 私も18才の時、ここ立教にて遠藤君と出会いました。学生時代は、一緒に行動することも多くほんとうにいろいろなことを教えられました。
 卒業後も何年に一度かは会ってきましたから、そのたびにつくづく思うのは、彼はきちんと年をとっているのだなと思うことです。
 遠藤の瞳が澄んできれいなのにはいつも驚かされます。あの不自由な話しぶりながらきちんと相手に伝わる話し方など昔のままです。
 この映画でも、そのことが初めて出会う方にも伝わったのではないかと思いました。

50歳 / 女 / 会社員


 人は信頼されることで人になる。
 −−遠藤さんの生き方を見て感じました。同じ時代、同じキャンパスで過ごしたひとりです。ありがとうございました。
 途中で失礼するため、暗い中で書きました。

49歳 / 女 /


 いろんな幸せを見ることができた。あの幸せな顔は忘れ難い。

21歳 / 男 / 大学生


 遠藤さんを含めた皆さんの笑顔がとってもいいなって思いました。

23歳 / 男 / 学生


 はじめはとっても優秀そうな方が介助をしていて、ああやっぱりできる人にしかできないのかなぁと思って見ていました。
 でも、次から次と出てくる人は、それぞれ個性的で、あ、もしかしたら私にもできるのかなと思いました。
 今就職活動をしていて、やりたいこと、希望、たくさん出てきたのにそれが可能かはっきりしない嫌な状況にあります。でも、遠藤さんのコトバを聞いて、何でもやってみなよ、そう言われた気がします。力が出てきた気がします。
 ありがとうございました。

21歳 / 女 / 学生


 映画の中の遠藤さんの詩と、「ありのままの自分を引き受けて生きていく」という言葉がとてもよかったです。
 いろんな人たちがかかわっていて、今の若い子も捨てたものじゃないと思いました。介助される人が、逆に介助する人の支えになっているということが、すばらしいと思いました。

47歳 / 女 / 翻訳業


 遠藤さんの周りの方へのメッセージが大変良く、やさしさの輪が広がっていることがすばらしいと思いました。
 私も、そのメッセージを心に刻みありのままそして自分ができることを見直してみたいと思います。

49歳 / 女 / 主婦


 今日は、偶然にも6:00ごろまで学校でコンピューターをいじっていたところ、友人に6:30からの上映のことを聞き、見に来ました。
 ドキュメンタリー映画をはじめて見ました。月並みだけど、”ほうとうにえんどうさんがいつも東京のアパートに生きている”ということがすごいなあと思いました。
 大学に入ったばかりで、いろいろ悩みがありましたが、少し楽になった気がします。思うようにやっていこうと思えました。
 すばらしかったです。応援しています。

19歳 / 女 / 立教大生


 約4年前「奈緒ちゃん」を立教で見たとき、なおちゃんのお母様が「子供が障害児だったからこそ、自分の人生もその作業所を作りそれにかけていかれた」と言っていたのを今でも覚えています。よって今回の「えんとこ」も楽しみにしていました。
 「えんとこ」の活動は、実はごく当たり前のことだと思います。しかし、この当たり前が社会に浸透していくことの難しさを改めて感じました。「共生の社会」を目指すことを私のモットーにしているつもりが、最近すっかり自分に自信をなくしていて、時として私は偽善的なのではないかとさえ感じることがあります。
 「自分から逃げてはいけない」という言葉、それは今の私にドーンと響いてきました。どんな自分もすべて私、私自身が受け入れてあげなければいけないんだと思いました。
 遠藤さんのもとからお持ちの性格なのか、人を受け入れられる心そしてユーモアあふれる心、見習わせて頂きたいと思います。

29歳 / 女 / 立教4年


 「えんとこ」とても素敵な所ですね。ありがとうございました。本当に遠藤さんはたくさんの人の先生をしているんだなと思いました。私を含めた映画を見た人たちも含めて…。

24歳 / 女 / 学生


 まず、映画を見る前に感じたことは「お涙ちょうだいのドキュメンタリーだろう」と思った。映画の素材としては最高だろう。そう言うような少し引いた感じで映画を見た。
 そして映画を見ていくうちに、気がついたら引き寄せれられていた。遠藤さんを介助するボランティアの人々にまず目がいった。そこには老若男女様々な人々がいた。そして遠藤さんの詩”ありのままの命にカンパイ”その言葉がなんとなく感じ取れた。だが、まだ心のどこかに引っかかる物がある。
 なので、現実を確かめるために遠藤さんの所へ一度行ってみようかと思う。

24歳 / 男 / フリーター


 とにかく詩がかんどうした。
 介助してあげるんとかそういう観点からじゃない。人と人が命をひびかせて共生!

21歳 / 男 / 学生


 サークルの後で来たので、最後の30分くらいしか見ることができなかったのですが、途中からでも来れて良かったです。
 私自身、今サークルでボランティアをしています。そんな中でたくさんの人との出会いがあります。いつも感じることは、皆同じ人間なんだってこと。ただその人が障害を持っているだけ。そして、人と人として出会ってる。
 今日改めて思いました。障害はその人の個性のひとつ。
 自分にできることは何だろうって考えてみようかと思った。できないことを考えるんじゃなくて。

20歳 / 女 / 大学生


 あるがままの自分をそのままに受け入れて生きている遠藤さんの姿は、今まで私が抱いていた「寝たきりの障害者」という暗い無為なイメージとかけ離れてとても明るく充実していて楽しげで見ているだけで一緒に笑ってしまいました。でも、この明るさの中にどれほどの重みがあるのかと思うと、涙が出そうにもなりました。
 できたら私もぜひ「えんとこ」に関わっていきたいと、映画を見ているうちに思いがつのりました。

20歳 / 女 / 学生


 私の住んでいる新潟県では「他人の世話になるのは恥」という概念が根強く残っており、親からも小さいときからことあるごとに念仏のように言われてきました。何か新しいことを始めようと好奇心で目をキラキラさせていると「人に迷惑をかけるようなことはするな」とくぎをさされたものです。そのすり込みから抜け出すのにいかに苦労していることか−−。私を含め多くの子供達も又その親たちも、他に迷惑をかけてはいけないと自分自身をしばって息苦しい日々を送ってきたのです。私は大声で言いたい。人に世話になろう。迷惑をかけちゃったら、心からお礼を表せばいいじゃないか。少し前から少しずつ他人とのつながりをかっこつけることなく、このまんまの自分でやっていこうとし始めています。ほんとに人生楽しくなった。息を詰めて暮らしている、街の人たち多くに観てほしいと願っています。

40歳 / 女 / なし


 私は将来、作業療法士になろうと今大学へ通っています。将来脳性マヒの方などたくさん関わると思います。
 「えんとこ」は、とてもすばらしいところだと思いました(病院なんかの生活よりも…)。
 今は陰ながら応援することしかできませんが、勝手ながら自分の生活で(学校の勉強で)精一杯なのですが、いつか遠藤さんに再び会えることを楽しみにしています。
 「えんとこ」感動しました。

21歳 / 女 / 学生


 感動しました。
 そして、遠藤さんの愛くるしい表情にほほえみました。いい表情ですね、遠藤さん。映画を見てる時涙も出ました。
 あと多くの若者が遠藤さんと触れ合っていることをしりました。いいことです。
 遠藤さん、ずっとずーーーといてください。
 「奈緒ちゃん」も作った伊勢さんも本当にすばらしいと思います。

19歳 / 女 / 予備校生


 僕は教員二年目で文京区白山にある京北学園(中1・高1国語)につとめています。えんどうさんは教員としても先輩なんだなぁと思って見ていました。教壇に立っているときと、教壇から退かれた後とで仕えたいことは少しずつ変わったのかなぁ〜、それとも変わらないのかなぁと思いました。
 その答えが聞けたら、それを積み重ねて僕ももっとガンバレるのに…と感じました。
 生徒に見せたいです。ありがとうございました。

25歳 / 男 / 教員


 ふと手にした毎日新聞で遠藤さんの笑顔に”再会”しました。あのあたたかなやさしい笑顔−そして、立教大時代の級友たちが遠藤さんの映画を制作なさったことを知りました。あの学生時代から年月が過ぎ、いろいろなことがあって50歳になって、学生時代の未熟な自分に会いたくなくて同窓会にも1度も出ず、立大に近寄ることもなかったのに、急にたまらなく上映会に参加させていただくことになりました。
 遠藤さんは同じクラスにいても、自分から話しかけることもできなかった当時の私。でも、足にエンピツをはさみ、真剣にノートをとっていらした姿、岩永さんたちと議論していた熱いまなざしや姿、挨拶すると大きく包んでくれるような笑顔をくださったあの遠藤さんは私の中にずっと鮮明にありました。
 あの時代、一生懸命私達は自分が何をしたらいいか考え、社会のことをかんがえ、まじめで、さまよい続け、ぶつかって・・・あれでよかったんだと素直に思えるようになりました。”共に過ごせた”仲間をなつかしく、お礼をいいたい思いがして。
 そして今日、遠藤さんにまたお会いできて幸せがこみ上げてきました。胸がいっぱいで、うまく書けないけれど、一日文科卒なのに!−うれしかったです。心から感謝の思いでいっぱいです。
 映画も遠藤さんのお話もすばらしかった。ありがとうございました。会場の雰囲気もステキでした。

50歳 / 女 / (今は)主婦


 遠藤さん、伊勢さんどうも有難うございました。
 私は新座キャンパスの福祉学部の学生です。正直言って「えんとこ」という映画のタイトルを見ただけでは何の映画かよくわからず関心が持てませんでした。しかし、裏面の遠藤さんの言葉、特に「自分から逃げていては何も始まらないんだよ」というフレーズに「これだ!」と直感を感じ、来て見てやっぱり来て良かったと思いました。
 遠藤さんの笑顔はとても素敵で、50を過ぎているとはとても思えない美男子ですね。
 ひとつもし又会えたらお聞きしたいと思うのは「意味がないから楽しいんだ」というお言葉の意味がお聞きしたいです。
 まとまらない文ですが、遠藤さんのお言葉の一字一句忘れずに生きていたいです。有難うございました。

20歳 / 男 / 学生


 つながりって素敵ですね。
 「障害」を持っていてくれてありがとう。出会ってくれてありがとうという女性の言葉が印象的でした。
 生きることに正直で一生懸命な遠藤さんの周りにはそれぞれいろいろなものを探しているみんなが集まっている。
 テーマ音楽とともに、僕には遠藤さんを先頭にみんなで行進しているように見えました。さてさてみなさんはどこに向かって歩いているのでしょうか。離れていく人も来る人もいて、みんな笑ってます。力強く歩いていきます。

21歳 / 男 / 大学生


 ありがとうございました。
 今はうまく表現できないけれど、まとまったらまたお伝えしたいと思います。

21歳 / 男 / 立大生


 障害は障害であって障害ではない、ということを改めて実感しました。
 私は他者との関係の中で、相手に甘えたり自分のことばかり見過ぎているようなところがあって、”お互いの命を生かしあって生きる”ことができていなかったように思います。
 例え、身体的な障害がなくても、そういうことができないということ、それもまた障害だといえるのではないでしょうか。
 私もこれからは、先回りしてやめたりせず命を裸にして生かしあって生かしきって生きる、そんな生き方にちょっとでも近づけたら…と思いました。だって、私も一人で勝手に生きてるんじゃないんですものね。

20歳 / 女 / 学生


 今日、誘ってくれた友人に感謝しています。
 前に同じ仕事をしている脳性麻痺の知人がこんなことを言っていました。「自分はずっと人の重荷なんだと思って生きてきて苦しかった。でも、はじめて自分が人の人生の何かを応援できることを知って生きる喜びを感じた。自分がハンディを持つということでスポットライトを浴びたりしたが、自分がライトを当てる側、裏方に回れる幸せ、人の役に立てるということが生きる実感を与えてくれた」。このことを思い出しました。映画の感想は、すぐ言葉にはできません。でも、生きるということや自立ということは、自分が自分に裸で向かい合って問いかけて生きることなのかなあと思いました。そして自立するということが、1人きりでがんばるということではないということもわかりました。ひとりで勝手に何かをやってゆくことなんて出来ないですものね。

26歳 / 女 / Distributor


 いろんな人がいるなぁと日頃から思ってはいるけれど、素敵な人はなかなか見あたらないというかわからない。久々素敵な人で、すごく自然な人に出会えたと思います。嬉しい気持です。
 生きていることを自然に受け止めることって、なかなかできない。素直に生きることを考えると、単純でいいんだって。
 なんかいろいろ思いはめぐって、言葉では追っつきません。
 幸せなくらい「優しい気持ち」になりました。

27歳 / 女 / 会社員


 すごく考えさせられました。
 心の奥までじ〜んときています。人と人との関わりなど、とても勉強になりました。
 海に行ったシーンでの遠藤さんの笑顔が印象的でした。障害を持ちながら、1人で生きていくという勇気がとてもすばらしいと思いました。…はたして自分はできるのだろうか…。
 ただ毎日が過ぎていく生活を送っていますが、何か目標を持って自分も生きていきたい、と感じさせられました。

26歳 / 女 / 主婦


 下手な同情だとかを払いのけてしまうくらいの爽快さと身軽さを遠藤さんの態度から感じました。
 不自然な仕草と、時にコミカルでさえある表情は、当初笑いを誘ったりもして、そんな自分の気持ちが不謹慎だなと思ったりしたけれど、この笑いは生を思う存分譛歌して、肯定してゆくなかで生まれてくる喜びだとかと本質的には変わらないんじゃないかとも思える。
 不自然さとコミカルに見える表情は、遠藤さんの特権のようにも思えてくるし、遠藤さんの身体が呼吸する世界と僕の呼吸する世界は感覚的に違うんだなぁ、と。映画を見ていてうらやましくなったりもする。
 西伊豆での海水浴のシーンで遠藤さんのしかめっ面が突然笑顔に転ずるところが印象的でした。

24歳 / 男 / 写真家


 ”命と命の支え合い”共感します。
 人と人との結びあい、出会いの中でしか人は生きられない。生きる力を得られないのではないか。
 上映中、その他考えること多々ありました。

50歳 / 女 / ホームヘルパー


 こんな介護の仕方もあったんだと感心した。淡々と続く映像が妙に説得力があった。
 ビデオ映像をフィルムに写しかえたのは予算の関係ですか? シャープさに欠けるので見ずらい。
 遠藤さんの言葉は字幕スーパーを入れた方がわかりやすいと思う。よく聞いていれば何とか聞けるが、慣れないと何を言っているのかわからないのです。

50歳歳 / 男 / 教員


<映画の感想>
 私が今までよく考えることのテーマは、つまり”一人では生きられない”ということだったんだと思った。
 つまんないことを就職活動中ということもあって考えてしまって、どうして私はこんなに考えちゃうんだろうって思うことが多いけど(普段から「なんで?」と思いやすいのですが)、体中の使えるとこりは全部使って考えたっていいと思った。だって感じるんだし。それで、精一杯生きればいいんだ。今はまだ言葉にならないことの方が多くてすべてを消化していないけど、のんびりしていきたいと思う。就職活動中に、このような映画に出会えてよかった。
<余談>
 監督さんが「立教時代の友と会いたくないという感情が正直言ってあった」と聞いて、驚きました。私も今のところ中高の友と正直言って会いたくありません。あんな立派な人でもそんなこと思うんだなと、会いたくない理由は私と違うかもしれないけれどちょっと驚きました。
 奈緒ちゃん見ました。
 2つとも見ることができ、これはとっても偶然なことです。何かに導かれました。来てよかった。

/ / 立大4年


 

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