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 お元気かしら。みなさま。

 遠藤さんの今年の夏は、映画俳優として(!?)マスコミからもひっばりダコ。アツイ、あつい、暑い夏なのでした。

 私も「徹子の部屋」の収録は、同行させてもらったのですが、ミ一ハーとなってきました。徹子さんのあの髪型を、惜しみ無くまじかで見ることができる機会は、きっとこの先ないのだから・・・。
 徹子さんの髪型はすばらしかった。一本の毛の乱れもありませんでした。

 「徹子の部屋」へゲストとして呼ばれるには、ただ知名度や人気があるだけではダメなんだそうです。番組制作のスタッフ達がそれぞれに、ゲストに迎えたい人を持ちより、候補に上げて、徹子さんをいれた会議の中で、多数決で決めていくとのことです。今回は、映画『えんとこ』を観たテレビ朝日の社員が、「徹子の部屋」への出演を推薦しました。
 「徹子の部屋」のあるディレクターが言ってました。
 「今のテレビづくりは、視聴者のウケるものばかりを意識してっくられていて、僕はつまらないと思っている。でも『えんとこ』は違った・・・・」と。

 で、やってきた放映日当日。遠藤さんよりも大テレだったのは、伊勢監督でした。伊勢さんは、「アルコール無しでは、見ていられない」とビールを片手に、顔を真っ赤にしての約25分間。撮るニとが仕事のべテランでも、自分の映像は「どうもこうも恥ずかしい」とのことで、こちらからすれば何だか愉快でした。

 「徹子の部屋」の次はどこでしようか。NEWS23? 紅白? ミュ一ジックフエア? 行くとこまで行ってみよう! と遠藤さんに言ったら、彼は苦笑いしてました。

 



 

 

 

 

●新専従ヘルパー紹介!

 私、斎藤は7月末日をもって、4代目専従ヘルパ―のお役目は終了致しました。
 10ヶ月間、働いてまいりました。その間、お世話になった方、ご迷惑をお掛けし
た方・・・本当にありがとうございました。で、五代目専従ヘルバ―は、ジャ―ン!
 小島進さんよ。メッセ―ジもらいました。

【野球はノムさん・総理は中曽根・ミサイルはテポドン・専従は小島だ】

 専従介助者として働く事を、遠藤さんに何気なく打診したころから、俺がもしえんとこ通信を作るとしたら、、、と、あれこれ考えていた。
 実際は、前専従の斎藤さんが作ってくれるとのことで、お役御免だった。
 まあやることは少なきゃ少ないほど良い訳で、ならば、ゲラゲラ笑えるものを挨拶代わりに載っけて、一躍スターにでもなるつもりでいた。
 タイトルは、遠藤さんになりすまし、
「今年も伊豆へ行ってきました。」
 中身は、ここの介助者でもある松下(たまにしか介助に入らないのでおめえらには馴染みが薄いと思う)って奴と俺の小学校2年生からのダチとでいのちの杜に遊びに行った時のスッゲ〜面白いエピソ―ドのはずだった。それを一週間に渡り書いていた。
 しかし出来上がってみると、やはりその場にいない奴には解りにくいものになってしまった。
 では、書きためていた文章の中から俺の母親の使った後のトイレの話で、「残り香」ってやつを載っけてみるかと、えんとこ用に手直ししてみた。
 だが今読んでみると、いくら直したところで面白くも何ともねえ話だった。
 いのちの社に行った話だってたとえ解ったところで面自かったかどうかは疑問に思えてきた。
 あ〜、もう、媚を売るのはやめだ。その代りにロうるさい専従介助者としておめえらに注意をしてやる。
 なぜかというと、遠藤さんに遠回しに
「ホ〜、小島君、ハア、最近物がよくなくなるよ。ホ〜小島君、ハア、舐められてるよ、ホオ、ハハハハ〜」
って言われ、これって俺が管理するもんなんだ。と、感じたからだ。
 じゃあ言うぞ。
「最近物がよくなくなる。使ったら元に戻せ。」
 これで良いんだろ、遠藤滋。
 後な、俺が前に入ってるときは、遅刻バンバンしていいんだぞ。実際俺がよくしてた方だからよ。今は一切してね〜けどな。その辺には寛大なつもりだからよ。
 家で妻と2歳の子供が待ってるIナど。その上妻はニ人目の子供が宿り、つわりがあったりするけど、別にいいからよ。気にすんな。
 野球はノムさん。総理は中曽根。ミサイルはテポドン。専従は小島だ。


●新!えんとこの会計はこうなりました。
  〜会計・涌井さんよりご報告〜

新しい会計の仕組みについて

99年度 会計:涌井理恵

 皆さんに支払われる介助料や遠藤さんの生活費など、えんとこに関するお金の流れの不透明な部分やあやふやになっている部分を、少しずつ整えようという取り組みを始めています。以下、皆さんにご協カいただきたい事柄について述べますので、ご協カお願いします。
介助月表に記入された金額の合計を会計が計算するのですが、それを再度計算しなおす監査の役割はなくしましたので、もし送金された金額がおかしい場含には、直接涌井にご連絡ください。行政から代表者のロ座に振り込まれたお金が、皆さんに適切に配分されるまでの間に不正がないかどうかを監視する意味での監査の役割は、遠藤さんと会計が協カして行っています。
遠藤さんの生活費についてですが、買い物などのレシ―トは今までどおりに必ずもらってきて会計ノートに張っていただき、郵便局から引き出した場合には、その明細も張っておいてください。レシートがない場合には手書きでかまいませんので、記録を張っておいてください。講求書や領収書などについては、月ごとにまとめてファイルに入れておいてください。
もし、遠藤さんの個人的な生活費ではなく、介助者グルーブの経費としての出費があった場合には、遠藤さんに確認のうえ、青いファイルの一番後ろに入れておいてください。レシートがない場合には手書きでかまいませんので、記録を残してください。
新しく介助に入った人については、介助月表に郵便局のロ座番号を記入していただかないと、介助料を支払うことはできません。その際、送金機能のついている総合通帳である必要があります。
電話当番などの手当てや、何らかの経費を立て替えたりした場合には、その旨を介助月表に記入しておいてください。それができない場合には、涌井に直接連絡をください。


●電話当番係、決まりました。
 前号で、緊急募集をしていた電話当番係。
 この役を引き受けて下さったのは、四俣さんと吉田さんです。お二人共に、今年度からえんとこの介助者に仲間入りしました。
 新任の方を入れて、5名体制で電話当番をしていただきます。
 改めて、お名前を・・・伊藤さん、神谷さん、今野さん、四俣さん、吉田さん
 よろしくお願いします。


●映画『えんとこ』続報、観てくれましたか?
 新聞、雑誌、TVと取材を受け、全国へと紹介された映画『えんとこ』その『えんとこ』を観て、遠藤宅を訪ねてこられた方もいます。また、介助者のメンバ―に加わった方もいます。映画『えんとこ』を通じて「えんとこ」のネットワ―クが新しくつくられていっています。
 今回は、えんとこ通信読者に向けて、映画を演出された伊勢監督より言葉をいただきました。

 

 

 

 

 

伊勢監督 一言
 6月からの映画『えんとこ』東京完成上映会、好評のうちに3000人を超える入
場者がありました。
 9月からは、全国各地で『えんとこ』上映の輪が広がろうとしています。
 まだ観ていない人は、近くの上映会場に足を運んでみてください。
 すでに観た人は、それぞれの地域や学校や職場で『えんとこ』を上映する試みに挑戦してみませんか。

 お問い合わせは、映画『えんとこ』制作・上映委員会 TEL:03(3406)9455

 年内の上映日程は以下の通り
9/25(土) 埼玉県・与野市
さいたま芸術劇場映像ホ―ル
15:30〜、17:30〜
9/26(日) 三重県・度会群
ハ―トブラザみその
14:00〜、18:30〜
10/16(土) 埼玉県・吉川市
市民交流センターおあしす
11:00〜
10/16(土)
  〜29(金)
愛知県・名古屋市
シネマスコーレ
11:00〜
10/24(日) 山梨県・南巨摩郡
増穂町民館
11:00〜
1O/30(土) 東京都・国立市
一橋大学
13:00〜
11/2 (火) 東京都・練馬区
練馬公民館
18:30〜
11/2(火) 東京都・杉並区
立教女学院短期大学
上映時間未定
11/7 (日) 東京都・墨田区
みだリバーサイドホール
13:30〜
11/14(日) 東京都・杉並区
杉並区立西荻地域区民センター
12:00〜
11/14(日) 東京都・江戸川区
小岩コミュニティホール
上映時間未定
11/21(日) 京都府・宇治市
宇治市生涯学習センター
10:00〜
11/28(日) 埼玉県・所沢市
小手指公民館分館
18:00〜
12/5 (日) 宮城県・仙台市
仙台市福祉ブラザ
上映時間未定
12/11(土) 新潟県・長岡市
NCホール
上映時間未定
12/11(土) 京都府・京都市
京都市アバンティホール
上映時間未定
12/26(日) 群馬県・前橋市
群馬社会福祉総合センター
11:00〜、17:30〜


●レギュラーコーナー 「歯科衛生士・武ちゃん」
 前号でお伝えしましたように、昨年11月から、歯科衛生士の武真弓さんがボランティアで、遠藤さん宅ヘ「歯磨き介助の指導」に来てくれています。
 この号より、武さんのコーナーを設けます。


 暑〜い8月も終わってしまいましたね。この夏、私も日帰りで遠藤さんの伊豆の農場へ行って来ました。10数年ぶりに海で泳いで年がいもなくハシャイだり、スクリーンの中で歩いていた遠藤さんを生で見れて感動したり、ステキな一日でした。
 さて、歯の話になりますが、「8020(ハチマルニイマル)」って聞いたことありますか?これは「80歳で20本以上、歯を残そうl」という運動です。発足してかれこれ6〜7年以上になると思いますが、どれだけ世間に浸透しているのでしょう・・・??
 歯は親知らずを除いて全部で28本はえています。(先天性欠損など例外もあります)皆さんはどうですか?遠藤さんは、現在21本。もう1本も失うことは出来ません。
 ボランティアの皆さん、これからもずっーと遠藤さんがおいしい食事をして、楽しくおしゃべりができるようがんばりましょう。
 そして、自分の歯を一生、使って下さいね。


●伊豆へ行ってきました。

 今年の伊豆への滞在は、これまでで一番長い、10日間。たくさんの介助者の皆様が参加してくれました。遠藤さんも超!ご機嫌の夏の日だったようです。

虹を見ました!

遠藤 滋

 今年も伊豆に行ってきました。中10日、行った日と帰る日をあわせると12日間。これまでで一番長い滞在です。
 前半はいろんなひとたちが来たり帰ったりで、とてもにぎやか、というか時にうるさくもあり、かつ目まぐるしくもあったのですが、後半は逆に人手不足で、特定のひとにおおきな無理を強いてしまったかもしれません。それがとても気がかりです。
 でも、10日間のうち海に入れなかったのは1日だけで、ほかの日は毎日、海で思いきりからだを動かしてくることができました。いまのぼくにとって、自カで心ゆくまでからだを動かすことができるのは、一年のうちでこの機会だけなので、とても貴重な日々でした。海の力をかりて緊張をほぐすだけでなく、体力の衰えをふせぐおおきな役割を果たしてもいるのですね。
 今年は格別に海がきれいでしたが、その実青空が出てカンカン照りになつたかと思うと、いきなりはげしい雨がスコールのように降ってきたり、かと思うとそれは長くは続かず、また青空が広がってきたりというような、変わりやすい天候が続きました。1日だけ海に入れなかったというのは、中国からの法医学の研修生である崔さんが乗っていた電車が、大雨のために大幅に遅れ、時間的にうまく交代できなかったからなのです。

 そうそう、海に行ったとき、ぼくは3度もきれいな虹を見ました。雲が4層にわかれていて、それぞれが別の方向に流れているのも観察できたし、あそこには雨が降っている、というところを、横から見ることもできた。これも今年のような天候のせいなのでしょうか?
 最後の4晩は、崔さんに手料理を作ってもらいました。中国の東北部では、ごく簡単で日常的な、あたりまえの料理なのでしょうが、日本式の味付けとは違い、とてもさわやかなおいしさでした。いろんな意味でちがった文化に触れるというのは、いいことですね。崔さん、どうもありがとう! それに、ただひとり始めから終わりまで車の運転を引き受けてくれて、そのうえに足りない介助をだまってしてくれたり、時にはまとまらない介助者集団を仕切ってくれたりした梅田さん、本当にご苦労さま。感謝に感謝を重ねても、なお余りがあります。
 これに懲りずに、都合がつくとき、もしよかったらまたよろしくお願いします。

(1999年9月2日)



●介助者ネットワーク

 このコーナーでは、えんとこの介助者達の声を中心に取り上げていきます。
 今号は、新人さんです。

 はじめまして  佐々木尚也です。
 はじめてです  こんなの文章を書くのは・・・。
 はじめました  遠藤さんの介助を。
 はじまりました 俺の新しい人生が!

 東京農業大学の学生です。大学にあったポスターで遠藤さんを知りました。
 はじめ、どんな雰囲気かわからずとまどいつづけました。遠藤さんや斎藤さんをはじめとする介助者のみなさんとバカ話ができてみなさんとてもいい人と感じました。自分もいい人になっているのを感じます。”えんとこ”にくる人はいい人ですが、遠藤さんのforceでみなさんの人間性が磨かれていると思います。
 まだ、自分はここにきて2ヶ月しか経ってなく、ここの勝手もわからないし、専従へルパーさんの大変さもわかりません。けど”えんとこ”はめちゃくちゃにいいところだと思います。今、本当にうれしいし、楽しいので、喜んでいます。自分のことでいっぱいいっぱいなので、介助者の皆さんや遠藤さんには迷惑をかけるかもしれませんが気にしないでください。今まで、一生懸命やってきましたが、これからもがんばりたいと思います。遠藤さんのためでなく自分のために・・・。
 終わり


 

 

 

 

 

●建物調査活動報告
 遠藤さんと彼の御友人の白砂さんのニ人が、「ケア生活くらぶ」の発起人です。
 その「ケア生活くらぶ」の活動目標の一つには、どんな人でも、誰でもが生活できるような「共同集合住宅」の建設があります。
 今年で3年目になる、建物調査活動は、「共同集合住宅」の建設にむけての準備です。
 誰でもが住みやすさを感じることができる、「住まい」ってどんなのだろう?どんなのがいいのかって、全部言える? 考えてみるとなかなか難しいものです。
 頭で考えていても分けわからんlから、じゃあ、自分の住んでる部屋とか、家とか、街とか、地域の建物とか、道路とか、最寄り駅とか・・そんなのを実際に訪ねて、目で見て、使いやすさを調査しちゃおう!! という試みが、「ケア生活くらぶ」の「建物調査」なのです。
 月に一度の調査活動には、まあ、いろんな人が携わっていて、調査活動に参加する動機はそれぞれ。
 今回は、調査活動のメンバー達の声を集めてみました。

 みなさんはじめまして、ありはらといいます。東京から甲府に移って、早1年半です。距離もあるので、あまり参加できませんが、遠藤さんやみなさんの手伝いができればと思って時々顔を出してます。堅苦しくなくやってますので、毎回の参加でなくてもぜんぜんかまいません、ちょっと頭出しでも良いです。調査やってみませんか?

 調査活動をやっている(えんとこで介助とかはやってないんですが・・・)藤原といいます。
 えんとこで初対面の人に自己紹介とかするとよく、”ああ、あの藤原さん”って言われます。なんか、裏でうわさが広まってるようなんですが・・・。そう、えんとこホ―ムペ―ジを作っています。
 HP作りは、構成考えたり、情報集めたり・集まってきたり等々いろいろやることが多く楽しい部分もあります。データ加工とか、ちょっとした編集者気分で・・・。
 でも、人手がもっと必要なので、ちょっとでも興味ある人は手伝ってほしいです。
  (alice@info.email.ne.jp:藤原)まで。
 あ、本題とずれちゃいましたが、調査活動について。
 調査は基本的に月1回やってます。かれこれもう2年半近く続けてます。普段何気なく行ってるところを改めて見直してみると、普段わからなかった不便なところ、工夫してる所なんかが見えてきて、、、ある意味楽しいです。
 僕は、一応カメラマンやってます。デジカメで調査場所をバチパチ撮って、編集して、HPに載せて・・・。カメラは光の加減でうまく取れるときとぶれたりするときがあって、なかなかうまく撮れないので、悪戦苦闘です。
 今度時間があるときにふらっと参加してみて下さい。楽しいよ。

 毎月の活動には、年2〜3回しか参加してない私も、スタッフの一人として、仲問に入れてもらってます。
 ホームページやメーリングリスト(電子メール)による参加もできます。ぜひ一度、声をかけて下さい!
   江川尚友(えがわひさとも) hisatomo@m1.interq.or.jp

 調査に関わってニ年余り。。。
 調査の方法はあまり変わっていませんが、調査を終えて感じること、考えることは、すこしづつ深まってきていると思います。
 感じて、考えて、そこからどうするか、それがこれからの課題でしょうか。(開内)

<次回の調査日>
10月24日(日) 13時〜
         遠藤宅集合

<今までの調査場所>
◎世田谷区・総合福祉センター
◎下北沢駅(小田急線/井の頭線)
◎世田谷区・北沢タウンホール
◎喜多見駅(小田急線)
◎狛江駅(小田急線)
◎和泉多摩川駅(小田急線)
               etc・・・

詳細は、ホ―ムペ―ジでも見ることができます。アクセスしてみて。
http://member.nifty.ne.jp/entoko


●遠藤さんより

 〜遠藤滋一言集から〜 ※一言集は、えんとこホームページでも読むことができます。

 「徹子の部屋」を訪問してきました。映画『えんとこ』の監督、伊勢真一とともに。番組の収録が行われたのは、7月19日のことでした。
 当日まで、ぼくはそのことについて何も考えないようにしていました。なるべくいつものとおりの調子でやろうと思っていたからです。
 事前にディレクターが来て、それなりに打ち合わせはできていました。正味22、3分の番組の中で、ぼくが言えることはさほど多くない、ということも、伝えてありました。しかし、ぼくはこれまでテレピ局のスタジオに入ったことなど一度もない。この番組の収録の仕方についても、まったくイメージできてはいませんでした。 控え室に一時間ほどいて、「あと10分だよ」と言われたとき、なぜか急に緊張してしまったのも、あるいはやむを得ないことだったのかも知れません。ミーハー的な雑音には決してのらないつもりでいたのに。
 時間との追いかけっこは、ぼくの一番苦手とするところです。スタジオの床から40センチほどの、いわぱステージのように高くなったところにセットがあって、そこに黒柳徹子も現れ、その上でまずは最初のカウントダウン。基本的に撮り直しなしの一発勝負の番組収録の途中に、4回もコマーシャルタイムがあって、そのたびにカウントダウンが繰り返されるのです。そのたびに、ますます緊張が高まっていってしまう。
 収録はあっという間に終わっていました。あいだに何を聞かれて、それに何と返したのかさえ、ほとんど覚えていない状態でした。
 いのちそのものをまるごといかして生きる、というぼくの生き方の前提が、きわめて不鮮明にしか表現されていなかったこと、それにひと(他人、とりわけ専門家?)や政治に頼るのではなく、自分たちの責任で未来をきり拓いてゆく、ということの積極的な意味が、徹子さんに十分に理解されていなかったことなど、それらを残念に思ったのは、7月30日に放送された番組を見たあとのことでした。
 事前の打ち合わせを、もっと丁寧に行っていたら、はたして何とかなっていたのでしょうか?…ぼくには必ずしも、そうとは思えません。
 ここが難しいところ。
 まあ、車椅子の乙武くん(『五体不満足』の著者。早大生)があれだけ活躍しているのだから、ストレッチャーに乗ったこんなおじさんもいるよ、と自分の姿を人の眼にさらすのも、けっして意味がないことではないのではないか、というところから引き受けた番組出演だったのだから、この程度でも、甘んじてよしとすべきでしょうか?
 ともあれ、とてもよい体験をさせてもらいました。

1999年7月30日


●だじゃれっこコーナー
 編集員・斎藤の独断、強行突破企画!

 採用作品

 投稿ネーム  うっち〜!!

 ◎プールでぷるっ。
     〜寒い日のプールにて〜

 おもしろい。切れ味、歯切れともよい作品。「ぷ」という音がポイントですね。
 ぶるっときて、どこが揺れているのだろう?とさらに想像をかきたえてられます。
 うっち〜!!さんの今後の投稿に期待がもてます。がんばって下さい。
投稿ネーム のぶキチ

◎ルッコラ重いよ、ルッコラしょ(よっこらしょ)

 まず、洋野菜のルッコラという素材を使ったところが気に入りました。なぜ、ルコッコラがそんなに重いのかを突っ込んではいけない作品です。
 もう少し、ひねりがほしかったです。

引き続き、だじゃれを募集します。
宛先は世田谷区松原6―26―19―303
   えんとこ通信 「だじゃれっこコーナー」係