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<NO.51>
1998年5月24日発行
INDEX
1.えんとこの近況・連絡事項など
2.介助料がまた少し上がりました
3.この夏も伊豆に行きます
4.今年は豊作!
5.最後にお願い・・・

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1.えんとこの近況・連絡事項など

<新人歓迎会のお知らせ>
 今年はすでに20人近くの新人の方が来てくれていて、介助にも入ってくれています。大学・専門学校・各地のボランティアセンターなどへポスター・チラシを郵送したかいがありました。
 というわけで、今年の新人歓迎会が6月6日(土)に遠藤宅で催されることになりました。集合は午後4時からですが、会を始めるのは遠藤さんがプールから帰ってくる午後7時頃になります。それまでは買い物に行ったり準備したりするので協力して下さい。また、飲み物やお菓子の持ち寄りは大歓迎です。めいめい好きなものを持ってきて、みんなで食べましょう。

<ホームぺージ近況>
 昨年末に開いたケア生活くらぶのホームぺージですが、新たに「掲示板」というものができました(制作は藤原さんです)。くらぶのホームぺージにアクセスして「掲示板」に入ると、誰が何を書いたか見ることができます。もちろん自分で書き込むこともできますので、どんどん利用して下さい。くらぶの近況なども随時掲載していきたいと思っていますので、定期的に御覧になって下さい。
 次に「調査活動報告」についてですが、こちらもどうにか進んでおり、今のところ3月まで(2月はまだ写真のみ)掲載しております。毎月更新していきますので、こちらもよろしくお願いします。

<伊豆の農場へ行きました>
 GWの5月2日〜5日まで伊豆松崎の農場へ行って参りました。そこで甘夏、タケノコ、山ウドなどを収穫し東京ヘ持って帰ってきました。ちなみに、収穫に際してはコンちゃんこと今野くんが大活躍。単身で山に潜り込み、たくさん収穫してきてくれました。正直言って、かなりの量だったのでさばききれるかどうか不安だったのですが、近所に配ったり、介助者同士で分けたりしていたら、すぐに無くなってしまいました。今は形も色も悪い甘夏が少し残っているだけで、少し寂しいです。
 遠藤さんは夏にも伊豆に行きます。そのへんについては遠藤さんが後のぺージで書いてくれていますので、それも読んで下さい。

 

2.介助料がまた少し上がりました

 本年、4月1日より、介護料の若干の増額がありました。都の制度である「全身性障害者介護人派遣サービス」(1回8時間分、11,28O円×毎日)が、1回あたり80円加算され、11,360円となったのです。
 この制度での区の“上乗せ分”については、引き続き私のような重度の障害を持つ、―人暮らしの者に対する特例として、「推薦登録へルパー制度」(1回3時間分、4,599円×週9回)のほうに振り替えられ、週4回分の上乗せをするという形が継続されることになりました。こちらも、新たに週2回分の回数増があったので、結局、週15回ということになったわけです。
 これにともない、えんとこでは時間あたり600円だった介助料を650円に引き上げます。専従へルパーについても、これまで月18万円だったのを19万円に改訂します。
 えんとこでの運用(再配分)の内訳は以下の通りとなります。
 なお、予算を超過した場合は、これまで交通費など諸雑費をそこから支出していた、「重度障害者手当」(遠藤本人に支給)から補います。

98年度介助料予算案
推薦登録へルパー制度 年額3,587,220円 月平均298,935円
全身性障害者介護人派遣サー ビス 年額4,146,400円 月平均345,533円
緊急介護制度 年額  240,000円 月平均 20,000円
専従以外の介助料を時間あたり650円に引き上げると
 年額4,326,400円 月平均360,533円

ただし、

介助者探しの電話当番  236,600円(2週間単位で9,1O0円)
会計担当  236,600円(月平均19,716円)
会計監査   59,150円(半期で29,575円)
編集担当   62,400円(号当たり10,400円×6回)
 計  594,750円
実質年額4,921,15O円(月平均41O,O95円)

 専従へルパーの月給を19O,000円に改訂し、期末手当を月給の1.5倍とすると

年額2,850,000

有給の休みの保証 199,385円(1日あたり8,3O7円)

総残金     年額3,O85円     月平均 257円

 

3.この夏も伊豆に行きます

 毎年、「もっと長く滞在できたら」と思いつつ帰ってくる伊豆行き。ゴールデンウィークのは、わがケア生活くらぶの造成中の農場が、今、どうなっているかを確かめるのが主な目的なのですが、夏には、海に入って体を動かし、リラックスしたり、体力をつけたりして、心身共にリフレッシュしてくるのが何よりの目的なのです。
 海での運動は、体の特定の場所に無理な力を入れることもなく、むしろ力をぬきながら思いきりできるので、あとでとても楽になるのです。開放感もあるのでしょうが、一年中べッドの上で、ほとんど同じ格好のまま身を硬くして生活しているぼくにとっては、プールでのリハビリなど遠く及ばないほどの効果があります。
 なるべく長くいて、毎日でも海に入りたいと思うのも、当然でしょう? なにせ一日二日でも、その影響が長く続き、一ヶ月以上もなんとなく残っているのだから。 そんなわけで、今年も7月末か8月始めからできるだけ長くむこうに滞在したいのです。そのためには、車を運転する人と、他に介助できる人が常に3人はいてほしい。おととしは6日間、中4日いました。楽しい思い出も、たくさん残っています。途中で人が入れ替わっても、1O日から2週間ぐらいは行っていられたら・・・と思っています。
 今頃からこんなことを書いているのは、みんなになんとか協力してもらって、ぜひ実現したいからです。ぜひ頭に置いて夏休みの計画に組み入れてください。よろしくお願いします。
 今年のゴールデンウィーク。行くんだったら一緒に、と言ってくれた人がことごとく車の運転ができない人ばかりだったということもあって、ほとんどあきらめていたのですが、直前になってから、小島くんが送りと迎えだけだったらできるということになって、3泊で行ってきました。
 5月2日は、雲の動きが早く、青空がのぞいたかと思うと時折雨がざっと降ってくるという、あまりはっきりしない天気でした。むこうには夕方、暗くなった頃着きました。翌日の3日はほとんど一日中雨に降り込められ、テレビを見ながら休息、という感じで終わりました。でも、夕飯には竹の子寿司をごちそうになりましたよ。おととしは山菜を天ぶらにして食べたのを思い出しました。
 やっと青空が出たのは4日でした。ぬかるみが乾くのが意外に早かったので、車いすで行ける範囲で、敷地の中を見て回ることができました。たまに行くので、少しずつあたりの様子が変わっていくのがよく分かります。ショべルカーがやっと直ったので、甘夏の収穫が終われば整地作業もまた少しずつ進んでいくのでしょうが、もし何日かでも若くて力のある人たちが行って、白砂さんと一緒に作業ができたら、あっという間に片づけてしまえることも多いのではないかと話したりしていました。
 今回一緒に行ったのは、結局今野くんと北村くんだけでした。やはり少し無理があったかな。人が少ないと、やはり動きが限定されてしまう。最後の日は今野くんがみかん山でどっさり甘夏を収穫してきました。雨の間に伸びてしまった竹の子を、例年のごとくに車に積み込んで、夕方の5時過ぎに帰途につきました。渋滞の車が次々と掃けていった後から帰ってきたので、わりにすいすいと帰って来れたのが幸いでした。

(遠藤)

 

4.今年は豊作!

 ’98年ケア生活くらぶ『いのちの森』農場の
完熱甘夏(無農薬・有機自然栽培)の産地直送便

 わたしたちが、伊豆の松崎町に2880坪の土地を確保して、はや8年。この土地は現在甘夏のみかん山で、この甘夏を今年も4月から6月にかけて販売(産地直送=10kg箱入で送料共3,500円)いたします。また、甘夏のみかん狩りも歓迎します。甘夏は無農薬栽培です。マーマレードを作って食べても安心して楽しめます。
 作り方の一例
 皮は白い部分もそのまま千切りにして1〜2度ゆでこぼす。実は袋をむき、ゆでこぼした皮と実を一緒にして砂糖で煮詰めると出来上がりです。ぜひご賞味ください。

 甘夏みかんのみ 10kg箱で送料共3,500円
 なお、ご希望の方には竹の子、干し椎茸、伊豆仕込みの手前味噌なども入れてお送りします。ご注文やお問い合わせは、直接農場のほうまで。また、受付期間は4月中旬〜5月半ばまで。発送は6月末日までとします。

注文および問い合わせ先
 いのちの森交流農場:静岡県賀茂郡松崎町八木山3281
        TEL&FAX O558−42−1591   白砂 巌気付
        送金 東京00190−8−752524
            ケア生活くらぶ(発送時に振替用紙を同封)

 

5.最後にお願い・・・

1.昨年10月に介護制度の変更があったのと、この4月に介護科か少し上がったのと、主に二つの理由で、お願いがあります。
 「全身性障害者介護人派遣サービス」。あらためて介護人登録をし、介護料の書類上の受取人になってくれる人を5人探しています。4,5月は高橋くんが受取人。事務上のわずらわしさを避けるため、2ヶ月ごとに、1人が書類(介護券)を提出することにし、順番に受取人になって、もらいます。昨年、「重度脳性マヒ者等介護人派遣事業」で登録した人は、この制度が廃止されてしまったため、自動的に抹消されてしまっています。
2.介助者探しの電話当番を引き受けてくれる人を今二人探しています。現在の6人体制をしっかり維持したいので。