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 ミニミニえんとこです。
 46号を出してからそんなに日にちはたっていませんが、なるべく早く知っておいてほしいことがあって、緊急発送です。とても大事な内容なので、心して読むように。


 中尾君の専従ヘルパーの契約が3月いっぱいで切れるので(専従へルパーは1年契約です)、新たな条件で、これを公募します。

主旨  単にウイークデーの介助者を探すのが困難だという消極的な埋由からではなく、個人的な意味でも、また社会的な意味でも、白分のいのちをもっともっと生かしたいという積極的な理由で、専従の介助者を募集します。制度の完備を、いつまでも待ってはいられない。ずっとやりたいと思ってきたことを、いまこそひとつひとつ軌道に乗せてゆきたいのです。そのための、介助の保障。
時間  毎週月曜〜金曜の9時〜17時
内容  日常生活に必要な介助・簡単なリハビリの援助・ワープロ打ちなどの筆記や簡単な事務作業(さしあたって、必要な時にはケア生活くらぶ関係の業務を代行してもらうこともあります)
金銭的保障  月17O,OO0円(手取り) ただし6月と12月には謝礼として別に1.5倍程度を加算します。交通費や食費については他の介助者と同じ扱いとします。
 これはいわゆる給料と考えてもらってもかまいません。ただ、お互いに生かしあうのが前提ですから、それを介して自らの手でそれぞれの可能性をひらきあうきっかけにしたい。そのための精一杯の生活保障と理解しておいてください。
 なお、年間の祝祭目、盆休み、暮・正月の休みについては、最低限計24日間はこれを保証します。もちろん有休です。ただし暦通りにはゆきかねる場合がおおいに考えられるので、その場合は振り替えをお願いすることがあるかもしれません。
 別に、近くに住む場合の家賃の助成の件については、区と交渉中です。メドは立ちませんが、必要なら相談しあいましょう。
契約  年度ごとに更新。ただし年度途中で解消の必要が生じた場合には、引き継ぐ人を見つける必要性等をも踏まえ、当事者間での話し合いにより決めます。

 なお、専従介助者には、推薦ヘルパーとして区に登録してもらいます。希望として、実際にはできるだけ一人の人に引き受けてほしいのですが、曜日を決めて二人で分担してもらってもかまいません。いずれにせよ、何かあった場合の補助要員としてもう一人、計3名ほどの人を推薦登録したいと思っています。これは税金対策でもあります。
 介護料への課税の問題についても、区と交渉中なのです。

遠藤滋

 新たな専従へルパーを捜す上での保障として、遠藤さんは上記のような時間、内容、金銭的手当を挙げていますが、これを生かせるかどうかは、私たち、えんとこの介助者にかかっているといっても過言ではありません。
 例えば勤務時間。遠藤さんとの契約では9〜17時のはずなのに、17時からの介助者が遅刻をすると、へルパーは時間どうりに帰ることが出来ません。また、中尾君が介助者ノートでよく訴えていることですが、あるべきものがあるべき所に片付いていなかったり、士・日の洗濯物がそのまま月曜日に残っていたりすると、へルバーに必要以上の負担がかかってしまいます,(*掃除や洗濯に関しては、なかなか気付かない人もいるかもしれません。私も、はじめてここに来たときの、「何をすればいいかは僕がロで言うから」という遠藤さんの言葉に忠実に、はじめは言われたことだけやってました。でも、遠藤さんにも目のとどかない部分というのがあって、そういうところは自分の前後の介助者としっかり引継をして、何をしたらいいかの情報を得るようにすれば自然と分かってきます。)
 専従へルパーの制度は中尾君が始めてで、吉と出るのか凶と出るのか全く未知のものでしたが、毎度おなじみの「生かし合い」の心で、この制度、みんなで協力し合ってもっともっといいものにしていきましょう。


 来年度から介助料の管理の方法と会計のあり方を少し変えます。
 個人の生活費のためのものとは別に、介助料の一括管理のために、遠藤滋名義の銀行口座をもう一つ作ります。
 重度障害者手当ははじめからそちらに振り込まれるようにし、3つの介護制度による介護料の代表受取人には、そのつど遠藤の口座に移してもらうようにします。それを会計の人に管理してもらうのです。これで他人の通帳を会計に預けてもらう必要もなくなります。
 これまで、会計はかなり長期間平沢さんにお願いしてきました。そろそろ現役の介助者の中から会計をやってくれるひとを募集したいと思います。これも介助の一環として、それなりの保証(?)をする事も考えています。とは言ってもたいした額にはならないでしようが。

 必要な人:会計、会計監査
推薦登録へルパーの手当の受取人(本人を含めて3人以上)
重度脳性マヒ者介護人派遣制度の介護料の代表受取人
緊急介護制度の介護料の代表受取人

推薦登録へルパー制度年額1,678,635 月平均139,886
重度脳性マヒ者介護人派遣制度 年額3,525,580月平均293,798
緊急介護制度年額  240,000月平均 20,000
  5,444,215   453,684

 仮に専従以外の介助料を現行のまま時間当たり4OO円に据え置いた場合

年額2,669,720  月平均222,477

 介助者探しの電話当番73,000を加えると

実質年額2,742,720          

推薦登録へルパー年額1,678,635 月平均139、886
専従以外の介助料の残金 年額1,022,860月平均 85,238
2,7O1,495225、124

 基本的にこれまで通りの条件で、専従へルパーへの手当は、月額170,O0Oにすることが可能である(なお、専従へルバーをおかずに、単純に介助料として均等に分けた場合は、時間当たりで621となる)

 交通費・食費・えんとこ通信に関わる費用などの諸雑費、及び旅行や外出等の場合に必要な経費が生じた場合は、都から本人に支給されている重度障害者手当(月額6O,OOO)から支出し、不足した場合は国の特別障害者手当(月額26,230)から補う。

1997.1.28

 前回のえんとこで、区との交渉内容について報告しましたが、その1つに、『推薦へルパー制度の時間枠の拡大』というのがあったのを覚えているでしょうか? 3時間で毎日から6時間で毎日に拡大してほしいという要求だったのですが、結局却下されてしまいました。もしこれが通っていたならば、えんとこの台所事情は多少潤ったはずなのに・・・。予算は交渉の進み具合に大きく左右されるんですね。前回に続いて、またまた交渉の重要さを実感しています。
 区との交渉が身近なことになりつつあるこの辺で、そろそろあなたも実際に参加して見ませんか? 実は今月の20日(木)午後1時〜4時、梅ヶ丘の総合福祉センター(変更があるかもしれないので、遠藤さルに確認してみたほうがいいです)で交渉があるんです。誰でも参加することが出来ます。1時前に遠藤さんの家に来てくれれば一緒に行くことが出来るし、間に合わない人は直接福祉センターに来てください。受付で聞いてもらえれば、場所は分かると思います。
 交渉の内容は、前回の続きといきたいところですが、残念ながら役所の人事異動で、話し合いのルールづくりの段階からやり直さなくてはいけなくなっています。腹の立つ話しだけれど、前回遠藤さんが書いているように、「ありのままの命を生かし合って生きる輪の中に、役人達のひとり一人も加えてゆく」そんな気持ちで地道にいかなきゃ、前には進まないのかもしれません。
 とにかく、一度参加してみれば、様子が分かると思うので、都合の付く人は、顔を出してみてください。


 上映まであと1ヶ月です。あの、大きなタウンホールを、お客さんで埋めることは出来るのでしようか? 心配だなぁ。
 前回大場君が書いていたように、えんとこの人間はもちろん、―般の人にもこれからは呼びかけなくてはなりません。遠藤さんの家にチラシが山積みされているので、もってかえって配るもよし(取りに来る余裕がなかったら送りますよ)、大場君に電話をして、何か手伝うことはないか聞くもよし、とにかくこの一ヶ月で、上映会の存在を出来るだけ多くの人に知ってもらえるよう、みんなでがんばりましょう。それから、チケットの入金ができる人はお願いします。(その中で、午前の部か午後の部か、分かっている人は教えてください。)入金がすんだら◇を塗りつぶすのをお忘れなく。