第２５号 １９９３年１１月４日発行

　さて、何から書いたものやら・・・。
　まずは皆さんお元気ですか？スキーシーズンもいよいよ始まり、寒くなってきましたが、風邪なんかひいていませんか？
　私はこのところやたらにお腹が空いて、食欲の秋を体中で実感してます。おまけに、いろんな人が親切にもお菓子やら果物を下さるもので、体重計が怖い肺い！（食べ物を与えないで下さい）。

　閑話休題。１０月１０日「体育の日」介助者ミーティングの話です。その日私は遅刻してしまいあせって遠藤家を訪れてみると、セツさんが掃除機をかけていて、遠藤さんはご飯の最中で、全然待ちくたびれた様子もなく、他の人影もなく、拍子抜け。とどのつまりは３人で羽根木公園の雑居祭りへと繰り出したのでした。
　暑いくらいの快晴に恵まれ、普段は平和で静かなデートコースの園内は、色んなボランティア団体の出店や、アジア・アフリカ・無国籍のマカ不思議なテントがドヒャーっと並んでまして、異次元空間へ迷い込んだかのよう。おなじみハンズも古着屋さんを出してたよ。どれも超安値で、セーター５０円とかだったし、新品の洋服も５割６割は当たり前！　の世界でした。来年は冬支度に、１、０００円札２、３枚持って買い出しに行くと結構充実したショッピングが楽しめるかもね。
　何と言っても遠藤さんが楽しみ−にしていたのが、ブラジルのサンバ！　真っ先に見に行ったんだけどなかなかお姉さん達が登場してくれないので、グルっとお店をひやかしてイベント用ステージの前あたりでビール飲んだりソーセージ食べたりしてたら、後から後から知り合いの人が現われておしゃべりに花を咲かせておりました。バッタリ福井さんにも会ったら、両手にお買物の収穫がドッサリ。とにかく安いんだもの。私もアイヌの民族楽器ムックリ（竹の糸をひっぱって振動させ、口の中で振幅を増幅させて、ピョンビヨンという奇妙な音色を出すもの、らしい）を買って来ました。うまくなったら忘年会の隠し芸にしようと思っているのですが・・・。
　そうこうするうちに、かなたからサンパの太鼓が響き渡り、いよいよ一行の登場。奇しくも私達が陣どった場所の目の前にあるステージで、３人の肌も顕わな衣装のお姉さん方が踊りを披露してくれ、いやあ遠藤さんも大満足だったようす。ロックもいいけど、あのラテンのリズムって人の血を騒がせる何かがあります。すっかりハイな気分になって（アルコールのせいも確かにあったと思うけど）しまいました。
　帰宅後は福井さん達も加わってのミーティング。議題はえんとこ通信の発送（かつて介助に来てくれていた人達や遠藤さんの知人、関係団体等々）と新人発掘の方法。ビラまき、ポスター貼り、小田急沿線の駅でブラットホームにポスターを貼ってもらうとかの案は出たのですが、当面、駅に貼るのは春になってからの方が効果的ではないかという結論でした。ビラ配りも今まであまり成果があらわれていないので、当面、近郊の学校にポスター郵送することになりましたので、ご協力お願いします。

　さて、ここで、介助者ノ−トに皆さんが書いておいてくれた自己紹介文を掲載させていただきます。平生はお互い名前しか知らない場合が多いのですが、こうやって文章を見せてもらうと、実に個性的な人が集まっていてなかなかいい味を出しているなあ、と実感しました。

小柳　直美　　１９歳 　松沢看護学校の２年生です。夜はすぐに眠くなってしまうので、遅くても９：００ＰＭには遠藤さんの家から帰宅してしまいます。その後泊まりで介助に来る方は、無愛想な私にびっくりするでしょうが、ヨロシクお願いします。		Ｋａｏｒｕ　Ｍｉｙａｕｃｈｉ 　’９３ ５月から、墨田区の下町で暮らしています。雑貨屋さんなどをのぞくと、レトロな商品を堂々と売っていておもしろいですよ。仕事は、イタリア系のホテル会社に勤めているので、何となくイタリア大好きになりました。出身の長崎県の素朴さとヨーロッパがｍｉｘした（？）性格、わかりやすいでしょ！？
神谷　佳織 　この１０月で２１歳になります 　フェリス女学院大音楽部器楽科２年。 　私のくわしい姿は介助者ノートの通りです。世間には、フェリスの女子大生は特別なイメージがあるようで、面識ない人に学校の話をすると、特に男の人の中には目を輝かせる方もいるようです。そして、そのような人に限って、私を見るとガッカリします。ああ、秋風が身にしみるぜ。ええい、自己紹介おわり！		野上　裕子 　私の家は、遠藤サン家から、赤堤通りを右に自転車で３０分ぐらいの上北沢というところです。 　東京工芸大学短期大学部写真技術科１年。 　１年生なんですけど、浪人したんで現在２０歳になります。私は最初、演劇人をめざしてたんですが、自分にはあってないことがわかって、今度は主観的ではなく客観的にみてみようと思い、写真人間になりたいと思いました。路上などでパントマイムしてる人や踊りくるってる人を尊敬するぐらいすきです。だけど、私は変な奴じゃないです。
荻野　麻美子 　清泉女子大学１年 　１年生ですが、中国の北京に１年間留学したりしておりましたので、ただ今２０歳です。 　趣味は琴（おこと）。家は成城学園前駅から歩いて５，６分の所ですが、前は遠藤さんの御宅からそう遠くないところに住んでおりました。それにしても、遠藤さん宅から見る景色は（７階なので）壮観ですね。皆様とあまり面識ありませんが、どうぞよろしく。		小川　裕紀子 　国学院大学文学部の三年生です。 　最近は、プラプラしています。授業もあんまり出てないなぁ−−−。 　ちょこちょこっと介助をやっていますが、遠藤さんには教えられることが多いです。やっぱり、先生をやっておられたからかな？　そのうちお逢いしましょう。みなさんよろしく。
土井　達夫　２１歳 　高校を卒業後、今までアルバイトなどをして今日にいたります。そろそろブラブラした生活をたちきって、仕事をしたいなと思っています。それまでここで楽しくやっていきたいと思っています。まだビギナーなので、みなさんよろしくおねがいします。		次回の介助者ミーティングは、１１月１９日（金）の午後７時から。 　いよいよ師走、楽しい忘年会のプランをたてましょう。