われら自身の声(DPI日本会議)


 昨日、8月23日は、全国から250名の方が駆けつけてくださる中、精神障害者退院支援施設に関して厚生労働省交渉と抗議行動を行いました。

 14時から厚労省前で抗議行動を開始し、15時から交渉がスタートし、交渉が終わったのは23時過ぎでした。厚労省前では、交渉終了時まで実に9時間半ものあいだ、力強く抗議行動を展開しました。

 交渉団は、精神障害の当事者を中心に20名、厚労省は担当者4人が出席しました。

 厚労省は
  ・8月24日の課長会議に出す
  ・パブリックコメントを9月中旬まで募集する
  ・10月1日から実施する

と説明しました。

 厚労省の姿勢は非常に堅く、6時間ほど硬直した状態が続きました。その後も粘り強く交渉を続け、
 ・本日(24日)の課長会議に出す資料には10月1日実施とは書かずに「実施時期を含めて検討」と明記する
 ・9月にパブリックコメントで出た意見を踏まえて、再度私たちと話し合いの場を持つ。

という2点を引き出し、確認しました。

 まだまだ安心できるような回答ではなく、厚労省はこの精神障害者退院支援施設をあきらめてはいません。

 ポイントはこれから募集するパブリックコメントです(募集期間は恐らく8月25日〜9月中旬)。このパブリックコメントで出た意見を踏まえて検討すると繰り返し説明しておりましたので、非常に重要です。

 ぜひ、全国のみなさん、このパブリックコメントに精神障害者退院支援施設について反対の意見をお送りください。
 問題点を指摘し、反対をする意見が沢山送り、厚労省にこの計画を中止させましょう!

 本当に必要なものは、地域で生活できるようにするための社会資源づくりであり、病院の病棟を転用した施設ではないのです。

 引き続き、みなさんと力を合わせて取り組んでいきたいと思います。なお、昨日の行動と交渉の詳細は、明日以降に再度ご報告します。パブリックコメントについても、詳細わかりましたら、ご連絡いたします。


「障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動」実行委員会
(全国自立生活センター協議会内)

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以下略


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